妖と六つ子【おそ松さん】

治療 side black ページ7

―家―

貴｢よし…枷を取る、寄れ｣

すると、恐る恐る近付いてくる

俺が首枷を取るため、首に手を伸ばすとギュッと目を瞑って震える

貴｢……｣

足と腕の物も同様に外す
枷の下には長い間取り付けられていた事を意味する痣がくっきりと付いていた

全員の枷を外し、治療室に向かった

―治療室―

貴｢着替えを用意する、その間に今着ている物は脱いでまとめておけ。それと、風呂に入れ｣


そういえば、俺の術の痣がなかったような……?

しかし、その疑問は服を持って戻って来た時に、吹っ飛んだ

殴られた様な痣や鞭で叩かれたような傷、腕や足、胴体は青紫に変色し腫れ上がっている。
全てが目を覆いたくなるような物だった

しかし、それ以上に6人の身体は細く、今にも折れてしまいそうだった

俺は何ともいえない怒りと無力感に苛まれながら、それを悟られないよう、6人の治療を始めた

〜治療中〜

俺は怪我をする事は無いから心配だったが、なんとか全員の治療を済ませる事が出来た
しかし、これからも治療は続けなくては治らない。

それまでは逃げない様、家の周りに結界を張っとくか……

貴｢着替えだ、拒否権はないぞ?｣

六つ子｢……｣

貴｢……｣

六つ子｢ありがとうございます｣

貴｢あ、あぁ｣

ケモ耳パーカーはダメだったか……?
流行っていると聞いたのだが……
レッサーパンダ、トラ、ヒツジ、ネコ、イヌ、ウサギ!!
絶対似合うし可愛いと思うん……

六つ子｢……終わりました｣

貴｢うん……良い｣

小声で言った為、6人は首を傾げた

貴｢いや、何でもない、夕飯作るか……その前にっ｣

ボフンッ





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私情で更新遅れてしまいすいません…
いつも遅いけど…

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