22話 ページ24
―――芝健Side―――
部屋を出て、脱衣所に入る
それで一気に力が抜けた
心臓の音がうるさいし
自分の顔は熱いし
なんだこれ…
芝健「Aならいいよ…って」
思い出しただけでとても恥ずかしい
穴があったら入りたい…いまから入るのはお風呂だけど
ただ、服が大きすぎて手が出てないのがかわいいと思い
気を紛らわすためにドライヤーをかけた
しかし、自分と同じ匂いがして
なんかこう…自分のものになった気がして
思わず頭に触れるだけのキスをしてしまった
ぴくっと動いたAに気付かれる前に
どや顔で取り繕ったが
彼女は気づいただろうか…
ふと、洗面所の鏡を見る
火が出そうなほど赤くなった俺の顔が見える
芝健「赤すぎｗ」
多分、俺は彼女に恋をした
両想いとかじゃないと思う
お互い、イベントとかで忙しいし
伝えても…なんて
でもいつかちゃんと伝えます
芝健「さ、はやくお風呂入ろ」
Aが部屋で待ってるし
1人でいるのも心細いだろうし！
まりんは俺のことに気付いてるんだろうな
なんて考えてお風呂に入り
10分ぐらいで出てきた
芝健「出たよー」
A「ん、おかえり」
部屋の扉を開けると
Aは携帯に夢中だった
芝健「A？髪乾かしてくれないの？」
A「待って、これ返信するから」
芝健「まーてーなーいー！俺風邪ひいちゃうよ？」
A「いいよ」
芝健「ひっどｗｗｗそんな子にはこうだ！」
俺はAの後ろから覆いかぶさる
重いだろうけど、ちょっとした悪戯だった
髪からの水滴が彼女の首に落ち
「つめた！」と声を上げた
A「もー、わかったから退いて…」
芝健「やった」
これで動揺してない…だと…
相手は手ごわいぞ。めげるな俺！
なんて心で言ったけど
彼女を見ると、耳が赤くて
少しはチャンス、あるのかな？
なんて考えてしまう
単純すぎるかな？
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彗(プロフ) - ムユさん» ありがとうございます！私もムユさんの作品みてますよ！楽しみにしてます！がんばってください！ (2018年7月9日 15時) (
レス) id: d507c4ecdc (このIDを非表示/違反報告)
ムユ - 彗さんの好きです！これからも頑張って下さい！ (2018年7月9日 14時) (レス) id: 0352392d10 (このIDを非表示/違反報告)
彗(プロフ) - みいさん» わかります！尊い！可愛い！こちらこそ読んでいただきありがとうございます！！ (2018年7月7日 22時) (レス) id: d507c4ecdc (このIDを非表示/違反報告)
みい - タシアが尊い！可愛い！大好き！作者も！ありがと！ (2018年7月7日 21時) (レス) id: 5e0a50fdda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彗 | 作成日時：2018年7月3日 12時
