1話 ページ3
彼らのダンスをサイドから見ながら
自分の踊る曲を思い出していた
失敗しそう…
そんな考えしか頭になかった
だから、呼ばれていることにも気が付かなかった
司会「おかしいですね？Aさーん！
観客がざわざわとしている
しまった…完全に出るタイミングを失ってしまった…
A「もうやだ…」
帰りたい…心底そう思った
でも、出るしかない
しかし体は動かずに、時間だけが過ぎる
いきなり目の前が明るくなったと思うと
舞台ではアナタシアの数人が即興ダンスで場を繋いでくれているようだった
次に、少し目の前が暗くなったかと思うと
芝健さんがこっちに来ていた
芝健「なにしてんの！？お客さん待たせちゃってるよ！？」
A「あ、き、緊張で…」
芝健「もうそんなの後で考えよ！俺も一緒に舞台にいてあげるから！ほら！」
A「ちょ、まって！」
芝健さんは強引に私の腕を引いて舞台に上がる
たくさんの拍手と声が、私たちに向けられる
もう、どうにでもなれ！
A「今日は楽しんでいこー！！」
無意識に出た声に観客のみんなが反応する
「待ってました」というような眼差しを受けながら
いまできる最高のパフォーマンスを
ここに連れてきてくれた芝健さんにお辞儀をすると
彼は笑顔になり、アナタシアの皆さんと舞台を去った
そこから2曲分、私はたっぷり踊った
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彗(プロフ) - ムユさん» ありがとうございます！私もムユさんの作品みてますよ！楽しみにしてます！がんばってください！ (2018年7月9日 15時) (
レス) id: d507c4ecdc (このIDを非表示/違反報告)
ムユ - 彗さんの好きです！これからも頑張って下さい！ (2018年7月9日 14時) (レス) id: 0352392d10 (このIDを非表示/違反報告)
彗(プロフ) - みいさん» わかります！尊い！可愛い！こちらこそ読んでいただきありがとうございます！！ (2018年7月7日 22時) (レス) id: d507c4ecdc (このIDを非表示/違反報告)
みい - タシアが尊い！可愛い！大好き！作者も！ありがと！ (2018年7月7日 21時) (レス) id: 5e0a50fdda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彗 | 作成日時：2018年7月3日 12時
