DAY34 ページ36
???
急に腕をひかれたと思ったら
目の前にはようへいくんの整った顔
押し倒されたのだろう
しかし、布団がクッションになり
痛みはなかった
ようへい「気をつけないと、こうなるからね?」
A「……はい」
そう言うと
彼はスッと立ち上がり
部屋を出て行った
A「…は?」
何が起きたのか頭では理解できている
しかし、いつも彼のことは普通の友達だと思っていたため
先ほど起きたことに頭がついていかない
とりあえず落ちつこうと
何度か深呼吸をする
と、そこで扉が開く音がした
誰が入ってきたのかと確認するために顔をあげる
たなっち「大丈夫ですか?」
A「たなっち…」
たなっち「なんて顔してるんですかw」
A「いや…なんでも…」
たなっち「ようへいくんから『Aちゃんの様子見てきて』って
おねがいされたんで見に来ました」
A「あぁ…それはご苦労様で…」
たなっち「なにかあったんですか?」
A「なんで?」
たなっち「ようへいくん、顔真っ赤にしてたんですけどなにも言ってくれなくて」
A「そう…」
たなっちは無理に聞き出そうとせず
正面に座ってしばらく私を見ていた
話したほうがいいのかな…
と思って、私は口を開く
A「たなっちは…友達押し倒したりする?」
たなっち「なんて質問してんですかwww」
A「気になっただけだよ」
たなっち「不可抗力…事故とかだったらありますけど…」
A「なるほど」
たなっち「なんです?押し倒されたんですか?」
A「……」
私が喋らずに俯くと
「まじすか…」
と、驚いたような声が聞こえた
たなっち「え、なにもされてません?」
A「押し倒されただけだよ…」
たなっち「…まぁ、なんとなく理由はわかりますけどね〜」
A「うわ、腹立つなー」
たなっち「Aちゃんが鈍感すぎるんですよ」
A「意味わかんな〜」
たなっち「わからなくていいですよ」
A「んー…」
たなっち「そろそろ上行きません?だいちくんが不満そうなんで」
A「はーい」
2階へ行くと
なぜか正座のようへいくんと
はじめとだいち…は少し不機嫌そうだ
A「なにしてん」
はじめ「説教?」
A「へんなの」
『人のこと言えないけど…』
そう言いたいのを抑え
編集部屋に向かい、編集を始める
いまは何かしていないと
思い出して顔が赤くなりそうだから
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nyanpiyo(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!更新楽しみにしてます!! (2018年12月3日 6時) (レス) id: 70589ea164 (このIDを非表示/違反報告)
しょうたま(プロフ) - お気に入り作者登録しときました! (2018年11月22日 15時) (レス) id: c45666d4a3 (このIDを非表示/違反報告)
彗(プロフ) - 世現身(。。)さん» わかります、とても神ですよね(応援ありがとうございます!) (2018年11月22日 14時) (レス) id: 1bd2dd0db0 (このIDを非表示/違反報告)
彗(プロフ) - しょうたまさん» 読んでいただきありがとうございます!うれしいです…! (2018年11月22日 14時) (レス) id: 1bd2dd0db0 (このIDを非表示/違反報告)
世現身(。。) - ようへい先生ぇぇぇ!あいしてらぁぁぁぁあ!ようへい先生は神っすわ。(応援してます。) (2018年11月20日 23時) (レス) id: 85930732e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彗 | 作成日時:2018年10月2日 2時