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DAY23 ページ25

近所のコンビニは
出勤時間と重なるからか、少しだけ人が多い


A「ようへいくん好きなもの入れていいよ」

ようへい「でも、Aちゃんの自腹じゃない?」

A「あとではじめに請求するよ」

ようへい「ちゃっかりしてるなーw」


1日分のジュースやお菓子
それから朝ごはん用のパンなどをカゴにいれて
レジに並ぶ
ようへいくんはまだジュースで悩んでいるみたいだ

レジに通してもらっている途中で
ようへいくんが急いでコーラを持ってきた


A「そこまで悩む?」

ようへい「買いに来たらいいんだけど悩んじゃった」

A「変なの」


可笑しくて笑っていると
ようへいくんも苦笑いした

会計も終わり、袋を持って外に出る
もう8時になろうとしていた


ようへい「袋、持つよ」

A「あ」


ようへいくんは隣に並んで
私からさりげなく買い物袋を取った

これがイケメンか…
変に納得しながらHAPへ向かう


ようへい「そういえば俺、Aちゃんのことなにも知らない…?」

A「んー?そうだっけ」

ようへい「だいちくんやたなっちは一緒に遊んだりしてたんだよね?」

A「まぁそうだね」

ようへい「…」


ようへいくんは少しだけ考えてから
また話し始めた


ようへい「好きなものは?」

A「急に始めるなぁw…面白いことかな」

ようへい「ほうほう。なんで畑に?」

A「面白そうだなって思ったから…
  と、しとけばよかったって後悔したくなかったから?」

ようへい「Aちゃんらしい考えだなー」

A「そうかな」

ようへい「じゃあ、恋人は?」

A「…は?」


すぐにようへいくんの顔を見たが
少し笑っていた
ふざけて聞いてるのか?
少しだけ、からかってやろうと思った


A「いる」

ようへい「え」

A「ん?」

ようへい「ほんとに?」


隣にいたはずのようへいくんは
いつの間にか立ち止まっていた

振り返ると、なんとも言えない表情で
こちらをみていた


ようへい「ほんとに、いるの?」


ゆっくり、確かめるように
もう一度そう言ったので


A「うそ、いないよ。私はフリー」


そう笑って言ってあげると

「よかった」

とホッとしたように笑って
彼はまた歩き出した


A「からかってごめんね」

ようへい「彼氏に見つかったら怒られると思ったw」


そうか…
もし、私に彼氏がいたら
こうして一緒にいるのもダメなのだろうか

それはイヤだな…

心底、そう思った

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nyanpiyo(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!更新楽しみにしてます!! (2018年12月3日 6時) (レス) id: 70589ea164 (このIDを非表示/違反報告)
しょうたま(プロフ) - お気に入り作者登録しときました! (2018年11月22日 15時) (レス) id: c45666d4a3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 世現身(。。)さん» わかります、とても神ですよね(応援ありがとうございます!) (2018年11月22日 14時) (レス) id: 1bd2dd0db0 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - しょうたまさん» 読んでいただきありがとうございます!うれしいです…! (2018年11月22日 14時) (レス) id: 1bd2dd0db0 (このIDを非表示/違反報告)
世現身(。。) - ようへい先生ぇぇぇ!あいしてらぁぁぁぁあ!ようへい先生は神っすわ。(応援してます。) (2018年11月20日 23時) (レス) id: 85930732e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年10月2日 2時

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