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4,新顔と古顔 ページ4

月島くんが顔をしかめた。




山口「ゴッ、ごめんツッキー!」


かわいそう。ワタワタしてる。




黒鷺『、あの』


遠慮がちに問いかけると、眩しい笑顔を向けて微笑んだその子は



山口「山口忠!よろしくね!黒鷺さん…?だっけ」


黒鷺『よっ…!よろし…く』



ペコリと頭を下げて言葉を発すると山口は顔をほころばせる。



山口「僕とツッキーもバレー部なんだ!もし良ければ一緒に行く?」


山口くんはキラキラとした顔で微笑んだ。まっ、まぶしぃぃ

正直助かる。だがコミュ症と言うか人見知りを克服しなければ辛い。



月島「…。別に僕は構わないけど。」



月島くんは頬杖をついてガン見してきた。



黒鷺『………。』


無言で頷くと、月島はふう、とためいきをはき山口はニコッと笑った。



月島くんは、私の髪を掬う。


黒鷺『!!!!!?』


驚きすぎ。そう言って月島くんは笑う。






月島「キミさ、黒猫みたいだよね。」

月島くんは端正な顔に少し笑みを載せて言った。


黒鷺『はっ、初めて言われた。月島くんは猫好き?』


おずおずと聞くとニヤリと意地の悪い笑みを浮かべた。


月島「溺愛したくなる程度には。」




私の髪をくるくると人差し指に巻きつけて解く。




黒鷺『…。』


 









月島「他の人に慣れなくていいからさ。僕にだけ慣れてよ」









月島くんは表情を変えずにそう言い放つ。




黒鷺『…へ』





顔に熱が集中する。急に意識すると月島くんが不思議そうに首を傾げた。



月島「…。林檎」


黒鷺『なっ…!ち、ちがう』



月島「そういうの可愛いからいいんだけど。まぁ頭の隅にでも僕の言葉は置いといて。」





そう言うとヘッドホンをつけ、本を読み始めた。




駄目だ。全身が熱い。

5,焦れったいされども甘い→←3,オーサマの側



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ただのバカ - 生きがいだな… (2022年7月7日 15時) (レス) id: 0d1fd7f194 (このIDを非表示/違反報告)
鈴凛華音 - ヤナさん» ヤンデレ気質っていいよね…コメありがとうございます (2022年1月12日 17時) (レス) @page12 id: 270ecb08da (このIDを非表示/違反報告)
ヤナ - やばい……大好き♡"若干ヤンデレ気質のツッキーとかどタイプ(*´˘`*)♥ (2022年1月7日 16時) (レス) @page12 id: e64e905118 (このIDを非表示/違反報告)
鈴凛華音 - 黒猫の独り言さん» ふふ、めっちゃ嬉しいコメントありがとう (2022年1月2日 18時) (レス) id: 270ecb08da (このIDを非表示/違反報告)
黒猫の独り言 - あ、好き (2021年12月31日 19時) (レス) @page3 id: 6cf2e49530 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鈴凛華音 | 作成日時:2021年12月27日 21時

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