【プリパラ】１人のアイドルは日々成長しています。

チーム結成！？ ページ37

「チーム……結成……」

プリパラでのチーム。
身近なのは、らぁらちゃんたちのSoLaMi♡SMILEや、にいなさんたちのMYSTIC PRINCESSくらい。
それに共通してるのは、３人チームだってこと。

「えーっ！ もしかしてあと２人メンバー探さなきゃいけないの！？」

グランプリまで日がないじゃーん！ とローラが青ざめた。
ローラはともかく、私はプリパラで親しいのはらぁらちゃんくらい。
間に合わないかもしれない！

「何を慌てているの？
私の目の前に、あと２人のメンバーが丁度いるじゃない」

はなのはそう言って、私とローラをじっと見つめた。
あと２人のメンバーって……。

「私とローラのこと？」

「そうよ。というか、私自身あなたたちとチームになるつもりでいたのだけど……」

伝わらなかったかしら、と言って困ったように笑った。

「いすずちゃんに、ローラとはなの。
すっごく良いチームだと思う！
私、３人が一緒にライブしてるところ見たい！ 」

「ほら、らぁらもこう言ってることだし。
私は２人と組めたら本望よ」

ローラと顔を見合わせる。
ローラは元々、ヘレンさんと組むつもりだったらしいし、ここでチームになっちゃったらヘレンさんとは完全にライバルとなってしまう。
そう思って何となく口ごもると。

「アタシ、はなのたちとチーム組みたい。
てか、逆に組もうよ！
らぁらたちには流石に及ばないけどさ、絶対に最強のチームになれる！ 」

その目は意外にも輝いていた。
ヘレンとも正々堂々戦ってみたいし、と笑っている。

「で、いすずはどう？」

そんなの、答えは決まっている。

「わ、私も……私もチーム組みたい！
ローラとはなのと、一緒のチームになりたい！ 」

ランクも低いし、迷惑をかけるかもしれない。
いつ、スーパープリズムボイス絡みのトラブルが起きるかわからない。
それでも、２人と一緒にステージに立ちたかった。

「決まりね。ウーナにチーム結成の儀式の手配をお願いしておくわ」

儀式……本格的にチーム結成に向けて事が進んでいる。

「儀式は明日よ。ウーナが立会人になってくれるらしいわ」

「はなの、いすず、明日はよろしくね！ 」

期待されてない→←最後の課題

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す