お姫様なお嬢様 ページ17
硬直している私達、目の前には鋭い目をしたにいなさん。
どうしよう、このまま警戒されちゃったら、話すこともままならない。
すると。
「にいな、遅れてごめ〜ん！」
雰囲気に不釣り合いな、ふんわりした声が聞こえた。
振り返ると、後ろから１人の女の子が走って来ている。
深緑の髪をゆったりした三つ編みにしていて、円い眼鏡。
この人、にいなさんの名前を呼んだってことは……。
「ほたる！私も今来たところですわ」
「そう？なら良かった〜」
やっぱり、ほたるさんだ。
にいなさんと同じく、学園の中等部の制服を着ている。
ほたるさんは、ふと私達に気がつくと、花が咲いたように微笑んだ。
「こんにちは〜、私は京森ほたる。あなた達は？」
「真中らぁらと、桃園いすずちゃんです！」
「あっ、そうでしたわ！ほたる、この子達、私達と会ったとか訳の分からないことを言ってくるの。
覚えがありまして？」
そう言ったにいなさんの目には、まだ針みたいな光がある。
「うん、覚えてるよ。神アイドルの子と〜、はなのちゃんの隣にいたピンクの子だね」
「なっ！あなた達もしかして、SoLaMi♡SMILEのらぁらと、はなののチームメンバーですの！？」
えーっと、前者は肯定するけど、後者は否定。
はなのとは友達だし、それに私はスーパープリズムボイスのせいでチームも組めないかもしれないし。
「私、別にはなのと同じチームでは……無いです」
慌てて否定した途端、にいなさんの目の鋭い光が和らいだ。
「あら……そうでしたの。
御無礼をお詫びします、私は光崎にいなですわ」
そう言って、エレガントにお辞儀した。
らぁらちゃんが感嘆の声を上げる。
「凄い、お姫様みたい！」
「そうでしょ〜？にいなはお嬢様だから、全部がお上品なんだ〜」
「ところで、無駄話をしている暇はありませんわ。
大切な用事がありますの、早急にプリパラへ向かいますわよ」
そうだ、私達も２人に聞きたいことがあったんだ。
問題は、聞き入れて貰えるかどうかだけど……。
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ココナッツ食べてみたい - うわー！！三人がチーム組むって最高です！！これからも凄い楽しみです！！ (2022年7月3日 3時) (
レス) @page37 id: a712576104 (このIDを非表示/違反報告)
れもんどろっぷ。(プロフ) - ココナッツ食べてみたいさん» ありがとうございます！励みになります……(*´∇｀*) (2022年4月18日 18時) (レス) id: b284b3bf7b (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ食べてみたい - すっごい面白いです！！これからも頑張って下さい (2022年4月16日 8時) (レス) @page33 id: a712576104 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもんどろっぷ。 | 作成日時：2021年7月27日 18時
