おまいらへの気持ちを語ってやった【稲荷崎】 (ページ6)

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4話ページ6

昼休みの終わりを告げるチャイムがなって私はクラスに戻った

『えーと、次は英語かぁ』

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『ハロー、ミスターミヤくん。ハワユ？』

「今狐さん、『くん』はいらんと思うよ」

ごめん、それは私のプライドが許さないんだとは言えない

『そ、そうだよね。あはは…』

治くんがもう一回やってええよと言ってくれた
は？神様じゃん。拝んどこ。

『ハロー、ミスターミヤ…ぐぅ…ッ…ｸﾝ…ハワユ…』

「どんだけ外したくないねん」

ごめん。

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放課後

私は帰宅部なのでそそくさとスマホをいじりながら下駄箱に向かっていると、曲がり角で誰かとぶつかってしまった。

『ギャッ！すみません、下を向いてたもんでっ………オギャッ！？北さん！？』

「今狐か、こっちこそすまんな。怪我はないか？」

『ご心配なく！！アッ、もし怪我をしていたらご責任としてよろしければこれからずっと私にお味噌汁を作って頂けないでしょうか！なんですかそのお顔、可愛いです！今日も北さんが可愛くて幸せです！早急にゼクシィを買いに行きましょう！！』

「味噌汁は作らんし、ゼクシィも買いに行かん。部活があるからな。そもそも対価にならんな。」

『くーっ！出直します！』

私のプロポーズはあっさり断られてしまい北さんは体育館へと足を進めて行った。いつもの事なので心に傷は一つも負ってないです。

北さんは足を止めてこちらを振り返った。

『…？どうしたんですか北さん。やっぱりお味噌汁じゃなくてコーンスープを作ってくれるんですか？』

「アホか、ちゃうわ。次からはしっかり前向いて歩き。怪我はあかんからな。それと、

俺は”可愛い„より”かっこいい„のほうがええなぁ」

そう言ってまた北さんは体育館へと歩いて行った

え？？待って？

『待って、待って待って！！北さん…好き…』

北さんが可愛すぎたのでマッハで帰った
　

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北さんは今狐ちゃんの中学からの先輩。
ある時を境に今狐ちゃんから包み隠さず愛をスパーキングされています。