17話 ページ19
ここで言うの気まずくない?
だってさ、北さんとマネに推奨してきた角名くんは良いとして、侑くん治くん銀島くんの前で絶対イヤ!やらない!って言いずらすぎる。
ここで言うのは回避したい…
『き、北さんも用事があってこっち来たんですよね。先にそっち済ませちゃった方がいいんじゃないですか』
「あぁ、来月の部活の予定渡しに来ただけや」
じゃあ!お先にそちらをどうぞどうぞ!と、一旦回避して本来の目的である飲むヨーグルト探しを始める
ザクザクと背中に刺さる視線が痛いので飲むヨーグルトを探すのをやめて横を見た
「なあ、今狐さんマネージャーやってくれるってホンマ…!?」
『や、あのぅ』
「合宿ん時とかめっちゃ助かるやん。な、サム」
夏とかは練習でいっぱいいっぱいでキツイしなと相槌を打つ治くん。
そんなこと言ったら助けたくなるでしょうが…
「確かにそうやな。
Aちゃんはほかの女子たちと違ってブヒブヒ言わんしな」
「出たな性悪。全国の女子に土下座してこいや」
「良いのは顔だけだね」
「なんやと角名、今のは聞き捨てならんわ」
いやあなた方が見てない所でめっちゃブヒブヒ言ってますけど
どんどん会話に置いて行かれててこのままでは流れでマネージャーになってしまう
アレやってもらえると助かるしなあ
コレやってくれると俺たちはアッチできるしなあ
とか話を進めている侑くんと治くん
銀島くんと角名くんは予定表を貰って北さんと話をしている。
い、言いずら!!
マネージャーやりませんって言ったら絶対しょんぼり…ってなりますみたいな雰囲気作らないで!こっちがしょんぼりだよ!
「で、どうなん?まだ考えてないんならええよ」
『そ、そうなんですよ〜。まだ考えてなくって…アハハ…北さんに次会った時ぐらいには答えだしますね…』
「そうなんかぁ…」
あぁッやめて、その顔やめてよ銀島くん!!胸が死ぬほど痛くなるから!!ホントにゴメンねッ!
いや、私がマネージャー受けれないのは私が悪いんじゃなくて尊すぎてハゲる勢いの存在であるあなた達がいけないの!!!!
『では私はこれで〜……』
「おん。また今度聞くからなそんとき聞かせてな」
『考えときマス…』
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「あ、やっと戻って来た。遅かったねー!
ウワッ…何その顔」
『私もう一生分の運使い切ったかもしれん』
「え、やめてよ。今度ライブの応募、Aにもしてもらうんやから」
『イヤや』
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作者名:柚子檸檬 | 作成日時:2024年2月18日 9時