内緒な時間ーjump×jumpー

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ﾊﾟﾝｯﾊﾟﾝｯﾊﾟﾝｯ









「「薮くん！(薮ちゃん！/薮！)伊野ちゃん！(伊野尾くん！)入所20年、おめでとう！！！！！！」」









「うぉ！！！

　じゃんぷぅまで！ありがとう！」








「えぇ、こんな盛大にしなくてもいいのに、」








「せっかくの記念日だからって、

　一生懸命プランニングしたのは、どこの誰だか、」









そうちーちゃんがいうと、かおをみあわせた、やぶくんといのちゃん。









そしてふりかえるように、









「…ぶんぶんと、てりが、考えてくれたの？」









そんなふうにいわれたら。









「「…うん、！きょうのためにがんばった……！」」









そういうしかなくて。

どこかはずかしいきもちをかかえたまま、そうこたえた。








そしたら、






「…ありがとう！ぶんぶん！てり！」









やぶちゃんが、だきしめた。









ぶんぶんのかおをみると。



しあわせそうに、はずかしそうに、よろこんでた。









…となりから、



「薮ぅ！俺のてり返せ！！！」とこえがきこえたのは、きのせいにしよう。









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