人生のメリーゴーランド〜裏said〜 tkin ページ43
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(急遽変更させていただきます。
「 にじいろのうみ」はこの短編が描き終わり次第更新いたします)
※「人生のメリーゴーランド 〜表said〜」の続編です
※設定は変わっていません
(強いて言うならybさんが登場します。バーの店主役です)
※こちらは「裏said」としますが、マジでただの続編です←
※一応名前の通り、裏も入れる予定です
(微裏ぐらいで終わる予定ですが)
人生のメリーゴーランド 〜裏said〜
said:tk
弥生某日。
春も近くなり、暖かくなってきた。
だか、やはり、夜は、寒かったりする。
俺は、彼がいる場所へと、足を動かす。
その道の途中、桜の木を見つけた。
そこには、これから花を咲かすであろう蕾があった。
「暖かくなったら、姿を見せてね、」
なんて、くさい言葉を吐きながら、また足を動かした。
落ち葉が鬱陶しいと思っていたあの頃の自分とは、
いい意味で、かけ離れていた。
――カランコロン、
店のドアを勢いよく開けたら、彼の姿はもうそこにあって。
「あ、高木。もう遅いってば。
薮もカクテル、用意して待ってたんだよ?」
薮というのは、この店の店主のこと。
俺は薮くんて呼ばせて貰ってる。
「ごめんごめん、
新しい就職先の挨拶が長引いちゃって。」
「もう……」
と言いつつ、どこか嬉しいそうな顔。
ようやく、安心した彼の顔が見れる。
そう思うと嬉しくて、嬉しくて。
「それじゃ、高木の就職を祝って、」
「「乾杯」」
――キン、
2人のグラスが、綺麗にかわされた。
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作者名:Mongen!? | 作成日時:2021年2月7日 18時