バースデー ytar ページ41
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※ゆとり(ytar)です。
有岡さん、はっぴーばーすでー。
said:yt
休みの日の、何食わぬこの時間。
もくもくと、ドラムを叩いていた。
「…そろそろ、お昼ご飯、食べるか。」
そう呟いた時、
ブーブー
スマホがなった。
誰からだろう。
そう思い、ドラムから出て、名前を見てみると。
「有岡大貴」の4文字。
おまけにテレビ電話だった。
「…珍し。どうしたんだろ。」
「もしもし?どうしたの大ちゃん、」
「いやあのね。
今、作曲をしてるんだけどさ、」
「あーうん、」
「そこで、どうしても納得いかないドラムのリズムがあって。」
「あぁ、わかる。
たまになるやつね、」
「そうそう、
で、裕翔なら、
納得できるようなヤツ、作ってくれるだろうと思って。」
…ということで。
今は、大ちゃん家に来てます。
「…裕翔、もうそろそろ、気づいていい頃じゃない?」
「うん?」
「今日、なんの日?」
……なんの日…?
近くにあったカレンダーを、まじまじと見つめた。
「…誕生日やん…」
「そう!俺今日誕生日!←」
「えまって。まさかとは思うけど、」
「いや、そんなこたない。作曲の話はマジ。
でも、他のメンバーからはメッセージやら電話やら来たのに、
裕翔からだけ、「何もこねぇじゃん!」と思って。」
…可愛いね。うちの有岡さん。←
「知ってたよ。気づいてたよ。」
「え、じゃあなんですぐ言ってくれないんすか、」
「ちゃんと、会ってから、おめでとうって言いたくて。」
「…なんか付き合ってるみたいじゃん。」
そう言って照れ臭そうに笑った。
「大ちゃん。改めて。
お誕生日、おめでとう。」
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作者名:Mongen!? | 作成日時:2021年2月7日 18時