0時ピッタリの長電話 ybtk ページ34
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※ybtkです。
高木さん、はっぴーばーすでー。
said:tk
prrrrrrr prrrrrrrr
「…うん…」
眠い目を擦りながら、
相手も確認しないまま電話に出た。
「あ、雄也？」
「うん？薮くん？
どうしたの？」
「どうしたもこうしたもねぇだろ、」
薮くんのそんな声を聞きながら、
窓を見た。
景色は真っ暗だった。
…真っ暗だった？
「え、今何時、？」
「お前、まさかとは思うけど…
寝落ち？」
そう言われて慌てて時計を確認してみれば。
「0:00回ってるじゃん…
ってことは、
あ、俺誕生日じゃん。」
「おせーよ、気づくの、」
クスクスと笑うその声は。
目を細めて笑う、彼の姿が容易に想像できた。
「じゃあ、改めまして。
雄也。誕生日、おめでとう。」
「ありがとう。」
そこから1時間ぐらい、
しょーもない話をしたり、JUMPについて語ったりと、
時間があっという間に過ぎ去っていくような感覚だった。
「やべ、明日撮影じゃね？」
「1時回ってる、
多分現場で寝るわ。」
2人で、笑い合って、電話は終わった。
歳をとるのが嫌なのは変わりないけど、
悪くないな、とは思えた。
これが。
薮くんと、俺の。ちょうどいい距離感。
ーーーーーーーｷﾘﾄﾘｾﾝーーーーーーー
おたかさん、
はっぴーばーすでー。
今日はハンバーグを作ってお祝いします、
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作者名：Mongen!? | 作成日時：2021年2月7日 18時
