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「は…ゆう…とぉ………そこだ……っめっ」
行為をしている最中の彼の目は光がいつもない。
それが、自分への反省なのか、
俺への悲しみなのか、
どんな意味を指しているかは知らない。
わざとらしく、音を立てるようにさわる裕翔。
「うぅ…ん…」といやらしく反応をすれば、
「きもち?」と、いつもとは、目が笑っていない、笑顔で聞いてきて。
いいところつついてきた時は、
狙うかの用に、そこしかあててこなくて、
俺が果てた時には、
なんだか嬉しそうで。
そんな裕翔を見てると
「あぁ、やっぱり同族なんだな」って。
堕ちる所まで、堕ちたんだから。
2人揃って地獄行きかななんて、考えたりして。
あ、でも、
裕翔は悪くない。
俺が裕翔の心、利用しただけだから、
きっと俺は、大地獄行きかな。
そもそも、大地獄なんてあるのかなって。
「伊野ちゃーん?
なに考えてるの、」
そう冷たく言う裕翔に対して、
「いや、考え事、」
と言って、キスをまた一つ交わした。
これが、最後の遊戯になるとは知らずに。
いつから、終わりのchimeは鳴っていたのだろう。
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作者名:Mongen!? | 作成日時:2021年2月7日 18時