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said:ar





「どれだけ待てばいいんだよ…」




裕翔と飯いく約束をしたと言い家を出た山田。
かれこれ家を出て2時間経つ。




なんとなく。ただなんとなく。
山田の帰宅を待ちたかった。




ちょっとでも手を出したら、
崩れそうな、この関係。



本物って言いたいけど、
それは違う気しかしなくて。



ただ、幸せでいれれば。
俺はそれでよかったはずなのに。




いくら送っても既読が一向につかない
LINEは、

まるで、俺の心を追い詰めるようだった。



泣きそうな気持ちに嘘をつき、
顔を軽く叩いた。



「…もう寝ようか、」
独り言が、虚しく部屋に響いた時だった。


スマホが短く震えた。


あんまり期待しないで画面を見た。
山田からだった。

山田ごめんね、心配かけたみたいだね、
山田今から帰る




と言う、シンプルかつ、短い内容だった。

たったその二言で、
急に安心する心が、



なんだか、嫌になった。








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作者名:Mongen!? | 作成日時:2021年2月7日 18時

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