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said:？
裕翔を弄びたいわけではなかった。
でも、
高木と一緒に過ごす日常には、
今一つ満足してなくて。
刺激が欲しい。
そんな事を考えながら、
高木に送っていた。
偽りのような、
偽りになりきれない、「愛してる」を。
ある日。
楽屋に行くと、裕翔の心がわかった気になった。
顔に出ていたんだ。
非日常を求めるような。
今の俺と、全く同じ顔をしていた。
裕翔の中では、
無自覚だったのかもしれない。
でも、俺の中では、
通用しないポーカーフェイスで。
だから、山田には申し訳ないけど、
「彼」のその心を利用したんだ。
俺自身が。勝手に。
この行為がどれだけ最低な事かも、承知の上で。
その結果。
俺自身も、裕翔も、間違えなく、刺激を感じれている。
この行為。
山田と高木が知ったら、どう思うかな？
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作者名：Mongen!? | 作成日時：2021年2月7日 18時
