秘密の箱庭ーjump×jumpー (ページ16)

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「僕は全然いいと思うよ。
　職業がどうかと思うけど、
　でも、お互いを思う気持ちは、ほんとみたいだし。」

「侑李…ありがとう…

　でも、一様お客様だよ？((「じゃあ聞くよ？」

僕は一息置いてから、

「慧兄ちゃんは、このままでいいの？
　思いを伝えないまま、このままで。

　あっちを待つっていう手もなくはないけど、
　お互いの勇気がなければ…ね、」

と言った。

言い過ぎたかな…と思い、慧兄ちゃんの顔を見れば、

何かの意思を持ったみたいに、

「…ありがとう、侑李。
　明日…頑張ってみる。」

と言った。

気づけば、夕方。店じまいをする時間だ。

お兄ちゃんが
「先家帰ってていいよ、
　俺1人でやっとくわ。」

と言ったので、お言葉に甘え、先に帰ることにした。

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お兄ちゃん。
あなたが幸せになるところを見れるのを、嬉しく思うよ。
明日頑張って。
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そうレジ前の紙に書いて、僕は家に戻った。

そして迎えた今日。

お兄ちゃんが雄也くんに、告白する日だ。

結果はうまくいったみたいで、

店に戻って来た時はそれは嬉しそうで、どこか恥ずかしそうで。

告白の様子？

そんなの、僕から言うことじゃない。

回り出した、2人のメリーゴーランド、幸せの宝庫。

これから、どんな風に回っていくんだろうね。