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30話 ページ33
貴「ただいま帰りました」
玄関の扉を開けながら言ったが、その返事はいつも通り無い
脱いだ靴を整え、自室に鞄を置き、シャワーを浴びて、夕食を作る。いつの間にかこの行動が体に叩き込まれていて、何事もなく淡々と作業をしていく
貴「いただきます」
椅子に座って、手を合わせ、食べ始める
寝る時以外で常に流しているクラシック音楽がなければ、私の出す物音以外、何も聞こえない
そんな時、ふと思った
「今日みたいな事があった時、皆さんは家族とどう接しているのか」と
敵に襲われた事を言うのか
又は、敵を倒した事を言うのか
相澤先生と13号の事を言うのか
はたまた、何時も通りにするのか
「私ならどうする」
そう思ったら、箸を動かす手が止まった
私ならどうしてた
私なら、家族に、どうしていた
私は
思いつかなかった
その代わりに
「本当に、静かな“家族”だな」
と思った
チャイコフスキーの「10月秋の歌」が部屋内で響いていた
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ぬぬーん - すみません！教えていただきありがとうございます これで大丈夫でしょうか？ (2019年7月13日 19時) (
レス) id: a6e27cacdb (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年7月13日 18時) (レス) id: 48ae79f5ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬぬーん | 作成日時：2019年7月13日 18時
