第５２話 ページ3
実技試験終了後。Aは根津校長に呼びだされて、校長室にいた。
「いやー、想像以上の実技試験試験だったよ！」
小動物の彼は尻尾をふりふりしている。声も高めで、余程興奮しているようだ。
｢お褒めに預かり光栄です｣
｢今回の点数何点だと思う？｣
くりくりした目で尋ねてくる彼に、少し考えると
｢…、あまりやり過ぎないよう仮想
素直にそう思ったので、ありのまま答えた。すると驚いたように目を開かれた。
｢なるほど、気づいていたわけじゃないんだね｣
そう呟く彼に、首を傾げる。
｢実はね、先程の試験、加点は
そう言うと彼はすっと紙を机の上に置いた。
｢え…｣
その紙には
｢君は、ポイント稼ぎじゃなくて自分のやるべき事を、目標に沿って試験を受けていたんだね｣
総合ポイント、３００。
｢それでも、両ポイントともトップの点数なんだけどさ｣
(…やりすぎた)
｢過去最高の記録だけど、他の受験者に影響はでてないよ｣
｢…！｣
｢君は、周囲の受験者が少ない仮想
その言葉にほっと胸を下ろした。
｢お気遣いありがとうございます｣
｢このくらい当然さ！ ちなみに筆記の方はまだ採点中だから、終わり次第送らせてもらうよ！｣
｢わかりました！｣
Aが雄英高校を出た頃、会議室にて。
｢しっかし強くなったなぁA｣
１番間近で彼女の試験を見ていたプレゼントマイクがそう言った。
俺もう敵わないかもな、なんて笑いながら言っている。
｢そうね。訓練最初のころは少しの個性使用でよくキャパオーバーしてたものね｣
ミッドナイトが点数の書かれた髪を眺めながら言う。
その姿を見ていたオールマイトと相澤が我が子の成長を喜ぶように、珍しく顔を合わせて笑っていた。
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フブキ - 緑谷が「緑屋」になっていましたよ (2021年5月22日 11時) (
レス) id: b8e9bbbdfb (このIDを非表示/違反報告)
インマニエル - あの（相葉消太）って誰ですか？ (2021年4月23日 23時) (レス) id: b8bed17887 (このIDを非表示/違反報告)
楓 - 空間移動に金属矢…まるでとあるお嬢様みたいですね(いい意味で言っております) (2020年10月12日 15時) (レス) id: 19bf75ec07 (このIDを非表示/違反報告)
玲音(プロフ) - 唐瓜さん» ありがとうございます^^* 励みになります！ (2019年11月28日 11時) (レス) id: 6ec3c7d086 (このIDを非表示/違反報告)
唐瓜(プロフ) - はじめまして！面白くて楽しく読んでおりました。再開してくれてとても嬉しいです！！また気ままに更新してくれると嬉しいです！ (2019年11月28日 5時) (レス) id: 3816d577a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玲音 | 作成日時：2018年10月22日 23時
