第６５話 ページ16
グラウンド･βは入試の時と同じ演出場だ。オールマイトにとると本日のヒーロー基礎学はここで屋内の対人戦闘訓練を行うようだ。生徒にはヒーロー組と
基礎を知るための実践とのこと。
｢勝敗のシステムはどうなります？｣
｢ブッ飛ばしてもいいんスか｣
｢また相澤先生みたいな除籍とかあるんですか……？｣
｢分かれるとはどのような分かれ方をすればよろしいですか｣
｢このマントヤバくない？｣
と、一斉にかけられた質問にオールマイトは｢聖徳太子ィィ！｣と悶える。
(なんか、１人物騒なのと、全然違うのが……)
とAは心の中で突っ込んでいた。
状況設定は
(設定がアメリカン！ 俊典さんらしい……)
そしてコンビはクジで決めるらしい。
ということは生徒の数は２１人なので1人余るのだが。
｢あ、魔呪少女は1人な！｣
と、当然のように言われた。しかも相手は生徒じゃないらしい。
というわけで、出番が最後になったAはクラスメイトの対人訓練を眺めていた。
実戦会場の同ビル、地下モニタールーム。
(……あのペア同士か)
初戦は
Aと共にいるときはあまり態度に出していなかったが、爆豪は確実に緑谷の個性の件で苛立っている。彼のことだ。俺を騙していたのかとでも思っていそうだ。
この戦いは、猛烈な戦いになるだろう。
緑谷はまだ個性の調整は出来ていない。己の知識と麗日の個性でどう戦っていくのか見物だ。
(……おぉ、出久分かってるねェ)
爆豪のいきなりの奇襲を、寸前で避けるヒーローチーム。そこから緑谷は爆豪の右の大振りをとらえ、彼を投げ飛ばす。
爆豪は最初は大抵右の大振りなのだ。
そして、投げたあと緑谷は何かを叫んでいた。
(いつまでもザコで出来ぞこないのデクじゃない、頑張れって感じのデクか……)
震えながら、今まで見下され続けた爆豪に立ち向かうように。
Aは声は実際に聞こえていない。口の動きである程度読んでいた。
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フブキ - 緑谷が「緑屋」になっていましたよ (2021年5月22日 11時) (
レス) id: b8e9bbbdfb (このIDを非表示/違反報告)
インマニエル - あの（相葉消太）って誰ですか？ (2021年4月23日 23時) (レス) id: b8bed17887 (このIDを非表示/違反報告)
楓 - 空間移動に金属矢…まるでとあるお嬢様みたいですね(いい意味で言っております) (2020年10月12日 15時) (レス) id: 19bf75ec07 (このIDを非表示/違反報告)
玲音(プロフ) - 唐瓜さん» ありがとうございます^^* 励みになります！ (2019年11月28日 11時) (レス) id: 6ec3c7d086 (このIDを非表示/違反報告)
唐瓜(プロフ) - はじめまして！面白くて楽しく読んでおりました。再開してくれてとても嬉しいです！！また気ままに更新してくれると嬉しいです！ (2019年11月28日 5時) (レス) id: 3816d577a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玲音 | 作成日時：2018年10月22日 23時
