第６０話 ページ11
それから、最年少仮免許取得者であることも告げた。するとあのオールマイトと解決したヘドロ事件を知っていた生徒が
｢じゃあ、やっぱりあの女の子か！｣
と言っていた。あのセリフかっこよかったよと言われ、ヒーローに怒ったことかなと、察する。
黄色い髪の毛の黒いメッシュの入った子が
｢じゃあ、ここにはヘドロ事件の当事者が４人もいるのかぁ…｣
あ、俺上鳴電気！よろしく！ と言われた。個性は帯電で、電気をためて纏い、放出できるらしい。
(あんまり…ヘドロのこと言うとかっちゃんがやばいんだけどなぁ…)
怒りの沸点的な意味で。
ちらりと爆豪をみると案外大丈夫そうで、ほっと胸を下ろした。
それから個性のことも聞かれ、流石に説明が複雑なので
｢まぁ、個性届には魔術って記載されているよ。イメージしたことはだいたい出来るかな｣
とだけ告げておいた。
だいたい説明すんだかなと思っていると、先程こちらを見た赤髪ツンツン頭の彼がこう聞いてきた。
｢なぁ魔呪。お前一時期千葉に住んでたことないか？｣
｢…？ 小学３年生のときだけあるけど、なんで？｣
その言葉に目を見開いて嬉しそうに、満面の笑みを浮かべていた。
｢やっぱりか！ 俺だよ。切島鋭児郎！ しーちゃん！｣
その言葉に彼の髪型をガン見してしまった。自分をしーちゃんと呼ぶのは１人しかいない。身体を固くする硬化の個性を持つかつての友人。
｢えいちゃん…？｣
｢おう！｣
｢いや、だって、髪！ なんかいろいろちがう！｣
｢確かに小学生の頃はだいぶちがったな！｣
にへらと笑う彼にまじかぁと呟いた。
それからもう1人。
｢私もいいかしら。Aちゃんは愛知に住んでいたことは？｣
｢小学４年生の前期だけなら、あるよ？｣
｢よかった。見間違いじゃなかったのね｣
その言葉に首を傾げる。
｢蛙吹梅雨よ。梅雨ちゃんと、呼んで｣
そう言って微笑みかけられた。その台詞を聞くのは２回目のだった。
｢梅雨ちゃん！？｣
｢えぇそうよ。Aちゃん。お久しぶりね｣
思わぬ古い友人との再会にAのテンションは上がりまくりだった。
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フブキ - 緑谷が「緑屋」になっていましたよ (2021年5月22日 11時) (
レス) id: b8e9bbbdfb (このIDを非表示/違反報告)
インマニエル - あの（相葉消太）って誰ですか？ (2021年4月23日 23時) (レス) id: b8bed17887 (このIDを非表示/違反報告)
楓 - 空間移動に金属矢…まるでとあるお嬢様みたいですね(いい意味で言っております) (2020年10月12日 15時) (レス) id: 19bf75ec07 (このIDを非表示/違反報告)
玲音(プロフ) - 唐瓜さん» ありがとうございます^^* 励みになります！ (2019年11月28日 11時) (レス) id: 6ec3c7d086 (このIDを非表示/違反報告)
唐瓜(プロフ) - はじめまして！面白くて楽しく読んでおりました。再開してくれてとても嬉しいです！！また気ままに更新してくれると嬉しいです！ (2019年11月28日 5時) (レス) id: 3816d577a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玲音 | 作成日時：2018年10月22日 23時
