第三十八話 左衛門三郎 ページ29
おかえりなさいぱーてぃをした翌日も、学校はある。
寿限無如来・ゴンザレス・阿修羅が左衛門三郎Aとして雄英に帰還したことが他クラス他学年たちにも知られ、彼らの見世物となった私が放課後下駄箱に辿り着いたのは5時を回った辺りだった。
(……疲労が蓄積です。……即刻帰宅です)
相澤消太との約束を守る為、個性の使用は極力やめた。けれど、あまりにも不便すぎてストレスです。瞬間移動をしてべっどの中にだいぶしたいです。
ぷりぷりと頬を膨らませたまま下駄箱の扉を開けると、何かがどばっと落ちてきた。視線を落とすと、それは手紙で。私は手紙を全部広い、送り主の名前を見た。
(上鳴電気、轟焦凍、爆豪勝己、緑谷出久、物間寧人……?)
何故彼らが私に手紙を書くのでしょう。不気味です。本当に彼らが書いたのですか?
そう思ったけれど、筆跡が一致した以上疑うことは無意味だった。
私は一つ一つ手紙を開け、すべての内容が放課後5時にどこどこに来いという内容であることを確認する。刹那、校内放送が入って相澤消太の声が聞こえた。
『1年A組左衛門三郎、至急職員室に来い。以上だ』
「…………」
もう5時を過ぎています。相澤消太からの呼び出しは今。これは……誰を優先させるべきなのですか?
けれど、答えは案外すぐに出た。私は意を決し、鞄の中に手紙を詰め込んで歩き出す。
→上鳴電気、なんの用ですか
→轟焦凍、なんの用ですか
→相澤消太、なんの用ですか
→爆豪勝己、なんの用ですか
→緑谷出久、なんの用ですか
→物間寧人、なんの用ですか
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神村さん(プロフ) - 面白かったです!! (2018年7月16日 16時) (レス) id: 4fd3c1de40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鬼童輪廻 | 作成日時:2018年6月13日 23時