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緑谷出久、礼を言います ページ26
「え？ 礼？」
飯田天哉と麗日お茶子、そして轟焦凍と話をしていた緑谷出久に声をかける。
「ヤー。貴方は私のことを救けてくれました」
「あはは。良かった、ウザがられてなくて」
「うざい？」
「お節介過ぎたかなって思ったんだけど、Aちゃん、初めて話をした時『救けてください』って言ってたから」
それは確か、缶のプルタブが開かなかった時の話だと思いますが――緑谷出久は、覚えていてくれたのですね。
「感謝します」
「いいよいいよ、お礼なんて……！ それが僕がなりたかったヒーローだし、ね？」
お辞儀をした私の頭を無理矢理上げさせ、緑谷出久はほっと息を吐く。そんな緑谷出久の優しさが眩しくて、だけどずっと見ていたくて視線はずっと彼を見ていた。
→第三十八話 左衛門三郎
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神村さん(プロフ) - 面白かったです！！ (2018年7月16日 16時) (
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作者名：鬼童輪廻 | 作成日時：2018年6月13日 23時
