【ＭＨＡ】最強の女だけど救けてほしい【ヒロアカ】 (ページ44)

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生徒から教わるのは屈辱ですページ44

「何を今更。知らず知らずのうちに色々と教わっているだろう」

「いろいろ？」

「常識とか文化とか常識とか常識とかだ」

「ナイ！相澤消太は私をなんだと思っているのですか！」

「猿」

「さる？ナイ！相澤消太は意地悪です！」

　ぽこぽこと相澤消太の背中を叩く。爪が剥がれればいいのに……そう思った瞬間相澤消太に個性を発動されていた。
　私の行動パターンを一ヶ月で熟知した相澤消太は、ドヤ顔を見せつけて私のことを嘲笑う。手のひらの上。相澤消太には敵わない。

「それと、実技の件だがお前が余ることになりそうだ。一緒に実技を受ける相手を試験までに探してこい」

「余る？相手は二回受けるということですか？」

「そうだ。成績をつけるのはお前だけだが、個性の相性を考えないとお前が詰むぞ」

「困ります。私は一人でなんでもできます。弱点を補う誰かに心当たりもありません」

　すると、相澤消太から「Ａ組からじゃなくてもいい」とのお言葉をいただいた。つまり……Ｂ組からでも……？

「可能性を探してこい」

「ヤー」

　頷き、私は相澤消太が自室に戻るのを見送った。

→第十八話　相澤消太