【ＭＨＡ】最強の女だけど救けてほしい【ヒロアカ】 (ページ24)

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そこにあったのでページ24

「そうだな。ここにある」

「似合いますか」

「わからねぇ」

「ヤー。私もわかりません」

「何してるんだお前ら」

　エンデヴァーに突っ込まれて、私と轟焦凍は口を閉ざす。そうしてじっと私と轟焦凍を交互に見たエンデヴァーは、こう言った。

「寿限無如来、うちの焦凍と結婚しないか」

「ナイ。デンマークの結婚年齢は十八です。しかし二十五で未婚だとシナモンをぶっかけられます」

「は？」

『いいんじゃないですかー？！お二人お似合いそうですし！』

『さっきの会話聞いてましたけど、すっごく二人だけの世界って感じでしたしね！』

『年取った爺さん婆さんみたいな会話でしたけどね』

　轟焦凍が怒ったけれど、その怒りを飲み込むような祝福の声が執務室の外から聞こえてきた。

「お前ら！！覗くな！！」

　まばらな「すみませーん」を聞き流し、私と轟焦凍は目を合わせる。
　轟焦凍は、また首を痛めたのか首に手を当てた。そのまますっと、視線を逸らされた。

→第十三話　轟焦凍