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第八話 ページ17
「あれ、Aさんこんな時間からどこに行くんですか？」
「散歩」
「散歩？！ もう夜ですよ？！」
「だからだよ」
今日は色々あった。だから夜風に当って色々とリセットしたかったのだけれど
「じゃあ僕も行きます！」
女の子を一人で歩かせるのは危険だからってシンは言って、結局どこまでもついてきた。
一人になりたいんだけどって言いそびれた私は、シンの話に相槌を打って河川敷を歩く。すると、目の前に蛍が現れた。
「……あ、ルヰくん！」
「久しぶり、シン」
暗闇の中から姿を現した美少年は、私に視線を移して目を細める。
「その子は誰？ シンの恋人？」
「えぇっ？！ ちょっ、ルヰくん！ 違うよ！ Aさんはコウジさんのことが好きで、僕の恋人なんかじゃないよ！」
私は、自分の隣であわあわと手を振るシンを見上げ
→コウジなんかもう好きじゃない
→恋人じゃない
→シン、否定しすぎ
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作者名：鬼童輪廻 | 作成日時：2018年5月18日 15時
