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ところでアレクは？ ページ12

「へっ？ あれく？」

「さっきまでいたの」

「なっ？！ あんにゃろう！！ また俺のAさんに手ぇ出しやがって！！」

「出されてない」

　声は上げられたけれど。
　辺りを見回してもアレクはいなかった。視線を落とし、ため息をつく。私はタイガを連れて無法地帯に突入し、彼がチンピラに揉みくちゃにされているところを半日くらい眺めていた。

→第六話　√α

ところでアレクは？→←……ばぁか



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作者名：鬼童輪廻 | 作成日時：2018年5月31日 20時

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