2 ページ2
.
私達は居酒屋へ入るやいなや、おっちゃんに挨拶をし、いつものようにハイボール、枝豆、唐揚げ、馬刺しを注文。
これが私達のルーティーン。
「「カンパーイ！！！」」
YN「クゥーーーーー、アルコールが骨の髄まで染み渡るぜ！」
「で、何の話？」
YN「えーいきなり？事情聴取じゃないんだから」
ユナヤ。可愛いから許すけど、“事情聴取”って言えてないよ。“じじょうしょうしゅ”になってるよ。うん
YN「これこれ、この前海外撮影の見学の時に知り合ったんだけどさ、連絡先交換したんだよね、マークさんていうんだけどさ、超イケメンじゃない？絶対私の運命の人でしかなくない！？」
ウォウウォ！？と興奮しながらいきなりナンパ話(しかもバチクソにイケメン)を繰り出されたので思わずハイボールを吹き出した。
「ユナがこんなイケメンと連絡先交換する日が来るなんて、Aたん感激だよ、クズじゃないことを祈る」
YN「違うよ、今回こそは絶対違う！だって何かビビッと来たもん！Do you understand！？」
「でも何かあったら絶対言いなよ？ユナはただでさえクズばっか呼び寄せるんだから.....」
今度デート誘っちゃおうかな、とか見えない尻尾を振りながら話すユナ。超嬉しそう。
ユナの笑顔を見て私も嬉しくなる反面、少し寂しい気持ちもあった。私に構ってくれる機会減るかな...
私の最後の恋愛は何時だったか、、、
神様仏様、どうか私にもイケメンを恵んで頂けないでしょうか、、、
だってだって！こんなキラキラした業界なのに出会いが全くないっておかしくない！？
残念なことに私の部署は女性雑誌担当なので、ほぼ綺麗なお姉様方で埋め尽くされている。
そりゃあ私の魅力も薄れますわ、、、
もうやけくそになって、お酒を一気に飲み干した。お酒に弱いユナはいつの間にか酔っていて、いつもならユナを介抱するどころだが、なんだか今日はどっと疲れが押し寄せて、アルコールも相まって睡魔に襲われた。
いや、寝、た.......？
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 474人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「NCT」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ララリ | 作成日時：2021年1月17日 14時
