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俺の"良かった"は本心だ(YG視点) ページ48

私「オッパ、仕事嫌だねぇ…?」
CS「ふふっ…2人で抜け出す?」
私「わぁ…今のめちゃくちゃ格好良かった…しかも素敵な
  お誘いだった…けど、オッパと一緒に仕事する!」
CS「よし、仕事頑張ろっか!」

帽子を忘れた事に気付き、さっきまでいた会議室に戻る。
CUBEの事務所を1人で歩くなんて変な気分だ。
さっさと帽子を回収してさっさと帰ろう…。
そんな矢先にカップルのイチャイチャに遭遇した俺。
おぉ、凄い幸せそう。

…あいつが幸せそうで良かった。
これは俺の本心だ。
一度、口説いたとはいえ、元はと言えば友達だ。
しかも、俺にとっちゃ結構長い付き合いの友達なのだ。
今となっちゃ恋愛的好意はなく、友情的好意しかない。

まあ、帽子はいいや。
とりあえずHYBEに戻り、次の仕事の準備をする。

JK「ヒョン、何処行ってたの?」
YG「ん?別に?」
JK「ふーん」

そんな時、俺のスマホに着信が。

JK「ヒョン、ヌナから電話来てるよ?」
YG「えぇ…」

…あの女、タイミングが良いんだか悪いんだか。
何とも言えない表情のジョングクを横目に渋々電話に出る。

YG「帽子だろ?」

俺は開口一番にそう言った。

YG「悪い、今度取りに行くから持っててくれよ、うん…
  あぁ、助かる…うん…時間見つけてお前の家に取りに
  行くわ…うん…あ、チャンソプさんにもよろしく言っ
  ておいて、じゃあな」

帽子、忘れなきゃ良かったな。
あ、でもあの2人のふわふわしたやりとりを聞けるのはあの家くらいだからな…忘れて結果オーライか。
ふふっ…それにしても、良いもの見たなぁ。

JK「…珍しいね?ヒョンが思い出し笑いなんて」
YG「え?俺笑ってた?」
JK「うん、凄い笑ってた」
YG「ふふっ…そっか」
JK「ヒョン、ヌナに会いに行くなら俺も連れて行って欲
  しかったなぁ」
YG「いや、お前は連れて行かない」
JK「何で?」

あいつの今の幸せを静かに見守ってやれ。

…そう言いたいが、こいつはあいつの事がまだ好きな訳で。
それを考えると、そんな残酷な事、俺には言えない。

YG「…俺は仕事で行ったから」
JK「そんな仕事あった?」
YG「あったあった」
JK「本当に?」

疑っているであろうジョングクが俺を凝視している。
いや、そりゃあそうだよな…疑うのも無理はない。
こうなったら、チャンソプさんに曲提供するか…?
くそっ、考えるの面倒だ。
それもこれも帽子を取りに行った時に考えよう。

とりあえず俺は目の前のタスクをこなす事に集中するとしよう。

いくつになっても急な呼び出しは怖い→←仕事の合間の来客



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作者名:HMHN | 作成日時:2023年6月16日 22時

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