仕事の合間の来客 ページ47
私「こんな会議室しか空いてなかったわ…」
YG「いや、わざわざ悪いな」
仕事の合間に来たユンギにコーヒーを渡す。
私「突然連絡来てびっくりしたよ…はい、どうぞ」
YG「お、どうも」
私「今日はどうしたの？何かあったっけ？」
YG「いや、大した事じゃない」
私「ん？なのにわざわざCUBEに？」
YG「まぁ…」
私「え、何？」
YG「…この前さ、Sevenのショート動画あげたろ？」
私「あぁ…オッパの話ね？うん、あげたよ？」
YG「あの動画、お前が撮ったの？」
私「うん、いきなり撮ってって言われて撮ったよ？」
YG「お前さ、あの人と共有してる？」
私「何を？」
YG「スマホ」
私「あぁ…スマホのパスワード共有してるよ？あとオッパ
は普通に覗き込んでくるよ？まぁ、見られて困る事な
いしね」
YG「やっぱりか…」
私「何？これ何の話？」
YG「あれってジョングクへの対抗心で撮ったんじゃない
かって話」
CS「…そうだよ？」
YG「うわっ…びっくりした…お疲れ様です」
ストローを咥えてコーヒーを飲みながら壁にもたれ掛かっているオッパ。
CS「そんな事、聞きに来てどうするのさ…仕事の合間にわ
ざわざCUBEに来て聞く事じゃないでしょ…」
YG「まぁ…そうなんですけどね」
CS「元彼氏さんからカトク来てて、今でも口説いてるっ
て知ったらさ、そりゃあ仕返ししたくもなるでしょ」
YG「はぁ…そういうもんですかね…？」
CS「そういうもんだよ」
変な空気…謎の沈黙が続く。
YG「あ、そうだ…お前撮られてたな」
私「そうなんだよ、ソンジェと撮られるなんて最悪…」
YG「でも良かったじゃん、騒動の収束早くて」
私「まぁ…ねぇ…？」
YG「彼氏さんの発信が早かったしな」
私「何でそんな知ってるのさ」
YG「BTOBのファンの抗議も凄かったみたいだし」
CS「凄いリサーチされてるじゃん、俺達…」
YG「ふっ、どうも」
CS「いや、褒めてないけどね？」
ユンギは他愛もない会話をして帰って行った。
何の時間だったんだ…。
CS「さっ、俺達も仕事だよ？」
仕事に戻ろうとするオッパを見て思う。
今、2人きりなんだよな…と。
このままオッパと家に帰れたら良いのに。
…働きたくないなぁ。
私「オッパ…仕事嫌だねぇ…？」
CS「…珍しいね？じゃあ…2人で抜け出す？」
私「わぁ…今の凄く格好良かった…素敵なお誘いだったけど
頑張ってオッパと仕事する…！」
CS「よし、仕事頑張ろっか！」
そう言って私の頭を優しく撫でる。
わぁ、オッパは今日も格好良い。
俺の"良かった"は本心だ(YG視点)→←よりによってお前かよ
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作者名：HMHN | 作成日時：2023年6月16日 22時
