私はBTOBのマネージャー3 (ページ45)

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暫くはこのままで(JK視点) ページ45

ナムジュニヒョンに伝えてすぐにBTOBの控室へ行き、何も考えずに口にした言葉。

JK「ヌナ、今日メンバーにバレました」
JK「言うか迷ってたんですけど…ヌナの事好きです」
JK「ナムジュニヒョンもヌナの事を好きだって言うから、
　駄目です僕のですって言っちゃったんです」
JK「付き合って欲しいし、あわよくばずっと一緒にいて
　欲しいです…返事は"はい"しか受け付けません」
JK「BTOBの皆さん、失礼しました」

…よくよく考えたら、いきなり告白されて、しかも言い逃げされるなんて…ヌナの立場からしたら相当パニック状態だったと思うし、BTOBの皆さんには申し訳ない事をしたと思う。
まあ、この行動が功を奏し、ヌナと付き合えたんだけど。

それからお互いの家を行ったり来たり。
プライベートのヌナは僕を甘やかす天才だった。
至れり尽くせり、とはヌナと僕のためにあった言葉かもしれない。

そんなある日の事。
仕事の合間に時間が出来たからヌナの家に行ってみた。
ヌナも僕も忙しくてなかなか会えてなかったから、会えたりしないかなぁ…なんて思って。
合鍵はあるし、ヌナの家で少し休んでから次の仕事に行こうと思ったんだ。

…入った瞬間からいつもと違う感じがしていた。
ヌナの匂いじゃない匂いがしたから。

入って行くと、ヌナのではないオーバーサイズの部屋着やメンズ下着がソファに置いてあった。
ヌナのではないけど、どう見てもヌナの畳み方…。
そしてあちこちに放置されているメンズ用品…。
あぁ…僕は浮気されたのか…ヌナ最悪。
冷静でいられなかった僕は、その場でヌナにカトクを送った。

"ヌナ、擦れ違いばかりで恋人らしい事出来なくてごめんね。これ以上一緒にいてもお互いのためにならないから別れよう。"

だってさ、考えてみてよ？
普通に考えて、ソンジェさんの私物がヌナの家に常備されてるなんて思わないでしょ？
浮気されたと思ってしまっても仕方ないでしょ？
…今思えば、いつも僕が来る時は僕が気にならないようにヌナが綺麗に片付けていたんだろうな…。
確認もせず、カトクで別れ話をしたのは間違いだったんだろうな…。
ヌナときちんと話していれば、ヌナがチャンソプさんと付き合う道はなかっただろうし…。
まあ、そんな事言い出したらキリがないんだけれど。

ねぇ、ヌナ…ヌナがチャンソプさんを好きなのは分かってるけど…この気持ちに整理がつくまではもう少し好きなままでいさせて…？
そう思いながら僕は今日も仕事に専念するんだ。