私はBTOBのマネージャー3 (ページ44)

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ヌナは僕のです(JK視点) ページ44

あの日の僕はリハーサルで衣装を破ってしまった。
舞台裏ではスタイリストさん達が他のアーティストの準備に追われていてなかなか言い出せる状況ではなかった。
本番までに何とかしなきゃ…でもどうやって？
…途方に暮れていたところ、話し掛けて来たのがヌナだった。

私「えっと…ジョングクさん？」
JK「あぁ…」
私「こんな所でどうかしましたか？」
JK「さっきのリハーサルで衣装が破けてしまって…」
私「わぁ…大変だ…ちょっと待っててもらえますか？」

そう言うと全速力で何処かへ行ってしまったヌナ。
かと思ったら全速力で戻って来たヌナ。

私「はぁはぁ…こ、これ」
JK「えっ？」
私「ソンジェの衣装なんですけど…一応持って来ていた衣
　装で、本番で使いそうにないんです…はぁはぁ…ソン
　ジェが180cm、グクが178cmだから、サイズは問題な
　いと思って…はぁはぁ…あ、筋肉量の違いがあるけど…
　大丈夫かな…」

僕のために臨機応変に対応してくれたうえに急なグク呼びをされた事で胸を鷲掴みにされた僕。

JK「あ…ありがとうございます」

…僕はヌナのおかげで本番を無事やり遂げる事が出来た。
お礼を言おうとBTOBの控室に向かっていたら、ソンジェさんとヌナを見つけた。

私「どうしよううううううう！」
SJ「うるさいなぁ…」
私「いや、だって！だってぇ！」
SJ「俺の衣装は渡せたんでしょ？」
私「うん…」
SJ「無事に本番終わったんだから大丈夫だって」
私「渡した衣装のせいでグクが批判受けたりしない？」
SJ「しないしない」
私「適当な相槌やめてよソンジェえええぇ！」
SJ「うるさいって…分かった、分かったから」
私「推しが私のせいで嫌われたらどうしようううう！」
SJ「はいはい、大丈夫大丈夫」

あぁ…あの時のグク呼びはそういう事か…ヌナはARMYで僕のファンだったのか…嬉しい。
ソンジェさんがヌナの肩を抱きながら控室に入っていく。
え、あの2人付き合ってるの…？
今見た光景が衝撃的過ぎて、BTSの控室に戻る事にした僕。

NM「ユンギヒョン！今日、ヌナって呼んで良いって許可
　もらいました！BTOBのマネージャー、凄い仕事出来
　る人ですよね！素敵だなぁ…」
YG「良かったな、許可してもらえて」
NM「ヒョンは元から結構仲良いですもんね」
YG「93年生まれだからな、なんとなく仲良くなったな」
NM「良いなぁ…」

いや、駄目だ。
このままではヌナが誰か他の人のものになってしまう。

JK「ヒョン、ヌナは僕のです」