私はBTOBのマネージャー3 (ページ43)

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僕はあの人が羨ましい(JK視点) ページ43

ヌナに聴いて欲しくて。
ヌナがARMYを辞めたとは聞いていたけど、カトクにリンクを送ってみた。
そしてヌナに電話する。

JK「もしもしヌナ？…良いソロ曲出来たんだ」
JK「リンク送ったから…ヌナに見て欲しいな」
そう言うとヌナは分かったと言って電話を切った。

暫くすると、ヌナからカトクが来た。

JK「こんなにグクに尽くされる次の彼女さんはきっと幸
　せになれるね…？はぁ…ヌナは分かってないなぁ」

僕が好きなのはまだヌナなのに。
何でそんな事言うんだよ。
毎日ヌナの事を愛したい…歌詞にある通りなんだよ？

JK「ヌナくらい好きになれる人は現れないかもね…っと」

既読はついたが返事はない。
あれ…攻め過ぎたかな…？
ヌナから返事が来ないや。
返事の来ないトーク画面を見続ける。

YG「ふふっ…あの人は本当に大人気ないな」
JK「何がですか？」
YG「ほら、見てみろよ」

ユンギヒョンがスマホを見せてきた。
そこにはチャンソプさんがSevenを歌っているショート動画が。
力強い熱視線をカメラに向け、凄い声量でSevenのサビを歌っていた。
そうか…これ撮ったの、ヌナだ…絶対ヌナだ。
チャンソプさんが熱視線なのは撮ったのがヌナだからだ。
何この最後の微笑み…ヌナを見て微笑んでるんでしょ？…腹立つなぁ。

JK「…」
YG「あの人、お前に対抗したんじゃないの？」
JK「え？」
YG「あの人、お前とあいつのやりとり見たんじゃない？」
JK「…そんな事あるかな？ヌナのカトク見たって事？」
YG「うん、有り得そうだろ、あのカップル」
JK「…」

そんな会話をしていたらヌナからカトクが来た。

JK「グクの良さが全面に出ている曲だね、良い曲だった
　よ…だけか…」

と思ったら連続でヌナからカトクが来る。
…いや、ヌナじゃないな、これ。

JK「何回もリピートさせてもらったよ、俺なら7日どころ
　か彼女の事を一生愛してあげるのに…と思ってショー
　ト動画を撮ってみたよ…？わぁ…ユンギヒョンの言った
　通りだ…チャンソプさん、大人気ないなぁ」
YG「な？言ったろ？」
JK「でもさ、大人気なくてもヌナと一緒にいられるんだか
　ら、羨ましいよ」
YG「お前は本当にあいつの事好きだな」
JK「うん、好きだよ」
YG「はぁ…やれやれ」

ユンギヒョンは呆れて何処かへ行ってしまった。
…ユンギヒョン、僕はヌナの事があの日から凄く凄く好きなんだよ？
そう簡単にこの気持ちはなくならないんだよ…。