大人気なくても伝わればそれで良い ページ42
ソファでのんびりしていたら、グクからカトクが来た。
何やらリンクが送られてきたらしい。
リンクを押そうとしたら電話が来た。
私「もしもし？」
JK「もしもしヌナ？…良いソロ曲出来たんだ」
私「あ、ソロ曲出すって何かで見たなぁ…」
JK「リンク送ったから…ヌナに聴いてみて欲しいな」
私「あ、うん、分かった」
電話を切ってイヤホンを耳につける。
BTSから離れてはいたが、久しぶりに新曲を聴く事に少し緊張している自分がいる。
恐る恐る送られてきたリンクを押す。
グクの最新ソロ曲であるSevenのMVが流れる。
これは…お見事。
グクの良さが全面に出ている曲でしかない。
しかもMVのグクが格好良い。
歌詞も…なんか…うん…。
私「めちゃくちゃ尽くす歌詞だなぁ…」
イヤホンを外し、グクにカトクを打つ。
私「こんなにグクに尽くされる次の彼女さんはきっと幸せ
になれるね…っと」
すぐに既読がつき、返事が来る。
私「わぁ…」
CS「ヌナくらい好きになれる人は現れないかもね…？」
私「あ、オッパ」
後ろからオッパが抱き着きながらカトクを音読する。
…眉間に皺を寄せながら。
CS「何、どういう事？」
私「あ、グクからソロ曲出したって連絡来たから、聴いて感
想送ってたところ」
CS「…俺にも聴かせて」
何故か真剣かつ不機嫌そうにMVを眺めている…。
リピートしているのか、ぶつぶつ口ずさんでいる。
暫くしてイヤホンを外したオッパ。
CS「よし…いけそう…ちょっとさ、ショート動画撮って」
私「…？うん」
スマホを構えてオッパに向ける。
CS「Monday,Tuesday,Wednesday,Thursday,Friday,
seven days a week Every hour every minute
every second,you know night after night
I'll be fuckin'you right,seven days a
week〜♪」
オッパがSevenのサビを熱唱する。
オッパの熱視線と綺麗な歌声、ただならぬ色気にやられてしまった。我に返り、慌てて停止ボタンを押す。
CS「…どう？」
私「撮れたよ…もしかして…私に向けて歌ってる？」
CS「ふふっ、うん…俺は7日どころかこれから先も愛してあげ
るよって思ってさ？…あ、メロディに配信はしてあげて？
きっと喜んでもらえると思うから」
私「配信したくないなぁ…私だけの動画にしたい…オッパバー
ジョンのSeven、良過ぎだもの…世に出したくない」
CS「ふふっ」
BTOBのチャンネルに配信すると、結構な反響があった。
SJ「ヒョン、大人気ないなぁ…」
CS「…」
僕はあの人が羨ましい(JK視点)→←雨だって2人なら楽しめる
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作者名：HMHN | 作成日時：2023年6月16日 22時
