雨だって2人なら楽しめる ページ41
夏フェスは雲一つない快晴…とはいかず。
曇天…雨模様だった。
CS「夏フェス？…雨フェスの間違いじゃない？」
私「うん…もはやWATER BOMBだね…」
レインコートを着て各ステージを見る。
色々並んでいる食べ物を食べる。
何をしてても雨、雨、雨…。
CS「ふふっ、濡れてるよ？」
オッパが優しくタオルで拭いてくれる。
そう言うオッパも濡れてるのに。
私「オッパだって濡れてるよ？」
私もタオルでオッパを優しく拭く。
あ、オッパの髪、さらさらしてて気持ち良い…。
CS「な、何してるの？」
私「へっ？…あ、ごめん、さらさらで触ってて気持ち良
かったからつい触り過ぎちゃった」
CS「わぁ…ふふっ、雨も悪くないね」
私「…あ、オッパ、あれ食べたいから買ってきて良い？」
CS「俺も行くよ？」
私「せっかく拭いたんだからここで待ってて？」
CS「…分かったよ、すぐ戻って来てよ？」
私「うん」
屋根のある飲食ブースのテントの下にオッパを待機させ、お店の列に並ぶ。
自分の分とオッパの分を買い、オッパの元へと戻ると、オッパが5人程に囲まれていた。
CS「皆、好きなアーティストを見に来たんでしょ？僕も
フェスを楽しみに日本へ来たし、何よりプライベート
だから、写真は…ごめんね？いつも応援ありがとう」
わぉ…日本のメロディがいたのか…。
オッパの声掛けで散り散りに去っていくメロディ達。
そりゃメロディの1人や2人、いてもおかしくはないか…。
私「オッパ、大丈夫だった？1人にしてごめんね？」
CS「…もう、また濡れてるよ？俺の心配より自分の心配
が先でしょ？」
オッパが優しく濡れた頬を拭ってくれる。
わぁ…この人、ファンに囲まれた自分の心配より雨に濡れた私の心配してくれてるんだ。
私「オッパ」
CS「ん？」
私「好き」
CS「ふふっ、どうしたの？」
私「オッパ凄い好き」
CS「俺も好きだよ？」
フェスにオッパがいた事、オッパが私と一緒に食べ物を食べまくっていた事が日本のメロディによって拡散され、丁寧にメロディに向き合ったオッパの神対応と共に話題になったのである。
SJ「ズルズルっ…ヒョンの神対応、話題になってるね…あ、
こんな神対応チャンソプに遭遇したかった、ってコメ
ントめちゃくちゃ多い…ズルズルっ…彼女さんと仲良く
食べまくっていた姿が印象的だってコメントもあるね」
CS「ソンジェ！話すか食べるかどっちかにしろよ！」
大人気なくても伝わればそれで良い→←そうだ、夏フェスに行こう
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作者名：HMHN | 作成日時：2023年6月16日 22時
