そうだ、夏フェスに行こう ページ40
2泊3日ではあるが、事務所から日本への帰省許可をもらった。
この時期の日本では夏フェスが各地で開催されている。
そうだ、どうせ帰省してもする事ないし、夏フェスにでも行ってみようか…と思って帰省時のやる事リストと持ち物リストをスマホにメモし始めたのが3日前。
私「え？持ち物リストにイチャンソプって書いてある…」
リストを見ながら帰省の準備をしていたところ、持ち物リストの後ろの方に追加されている項目を見つけて動揺しているのが、今現在。
CS「…」
私「オッパ、持ち物リストにイチャンソプって入れた？」
私達はスマホの暗証番号を共有している。
特に見られて困るものがあるわけじゃないし、オッパから提案されても特に抵抗なかった。
…つまり、私のスマホを開けられるのはオッパしかいない。
CS「い、いや…？…はぁ…入れたよ」
私「…オッパも一緒に夏フェス行きたいの？」
CS「…うん？」
私「オッパ、スケジュール空いてた筈だし…持ち物リスト
に入れたくらいだから、行きたいのかなって」
CS「日本に帰るって聞いてから寂しくてさ…一緒に連れ
て行ってくれないかなって…持ち物リストに入れてみ
たの」
私「ふふっ、実はね…飛行機もホテルもフェスのチケット
も2枚ずつ取ってたの」
CS「…えっ？」
私「一緒に行こうって誘うつもりだったの」
CS「わぁ…そうだったの？」
私「うん、オッパのスケジュールも調整しておいたの」
CS「なんだぁ…恥ずかしい」
私「ふふっ、一緒に行くのは良いんだけど…オッパ、目立
つのは駄目ね？分かった？」
CS「うん！」
私「お忍び日本旅行だからね？」
CS「うん、分かった！」
本当に分かってるのかな…？
片手をピシッと挙げてニコニコしているオッパ。
何この生き物…可愛過ぎでしょ、保護しなきゃ。
CS「あっ！じゃあ俺も準備しなきゃ！」
私「もう2人の荷物用意したから大丈夫だよ？」
CS「わぁ…完璧じゃん…」
私「…って事で、ソンジェ留守番よろしく」
SJ「えぇ…」
私「報酬は蒙古タンメンのカップラーメンでどうよ」
SJ「…何個」
私「逆に何個」
SJ「…10個」
私「よし…箱で買って来てやろう」
SJ「良いだろう、交渉成立だ」
CS「何このやりとり…聞いてて恥ずかしいよ…」
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作者名：HMHN | 作成日時：2023年6月16日 22時
