酒は飲んでも呑まれるな ページ39
SJ「またやらかしそうだよ」
私「ん？」
ソンジェのスマホ画面には泥酔配信を始めたオッパの姿。
CS「メロディの皆さんこんばんはー…僕は今、とても酔っ
払っています！ん？待って…酔っ払い過ぎててコメン
トの文字読めない…ふふっ…ふふっ」
スマホとの距離感バグってるし、近付き過ぎて音割れが凄い。
私「どうすんのさ、これ」
SJ「チャンソビヒョンも懲りないね」
以前にも泥酔配信をしてプニの頭にぽっぽしたいだのと騒ぎ立て、メンバーや事務所に注意されたばかりなのだ。
CS「WATER BOMBの感想を教えて下さい…？えーっとね、
凄い楽しかった！」
私「語彙力小学生じゃん…」
SJ「酷い…酷過ぎる…」
CS「ステージ上でソンジェと揉めていたのを見ました、
何があったんですか？…あいつね！客席にいたマネー
ジャーをずぶ濡れにしたの！ビトコムの撮影してくれ
てたのに！ちょっと水鉄砲を打つなら分かるよ？ソン
ジェは限度を知らなさ過ぎる！」
SJ「俺、公開説教されてるんだけど」
私「しかも酔っ払いにね」
SJ「まじで最悪」
CS「あの日、近くにいたメロディがうちのマネージャー
に優しくしてくれた事を僕は聞いてますよー？メロ
ディありがとうね？……ん？うちのマネージャーって
BTOBの、って意味ですか、自分の、って意味ですか
って？ふふっ…どっちも！」
…このままではまた放送事故を起こしかねない。
いや、もう既に放送事故状態に近い…。
SJ「ヒョン酔い過ぎ…配信終われ…っと」
CS「あ、ソンジェから配信終われとコメントが来ました
ね…あ、ヒョンシクとミニョギヒョンからも来た…僕、
怒られそうなので配信はここまでにしますね？…メロ
ディおやすみなさーい」
SJ「…さて、懲らしめに行くか」
私「そうだね」
作業部屋に向かい、泥酔配信は二度とするなと説教したものの、終始ヘラヘラ笑っているオッパ。
苛立っているソンジェの隣で困り果てた私は、ソンジェを連れて作業部屋を出る事にした…今のオッパに説教は無駄だ…朝にしよう。
翌朝、機嫌良さそうにリビングへ来たオッパ。
そんなオッパを冷ややかに一瞥し、舌打ちするソンジェ。
SJ「…チッ」
私「はぁ…オッパ、二度と泥酔配信しないで」
SJ「まじで考えられない…最悪」
私「放送事故起こしてからじゃ遅いよ？」
CS「ご、ごめん…」
謝るオッパ、なんか可愛い…。
SJ「可愛い、じゃないよ…声に出すなよ」
私「あ、ごめん」
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作者名：HMHN | 作成日時：2023年6月16日 22時
