寝落ち筋肉ウサギによる深夜の混乱 ページ20
夜遅く、寝る準備をしていたら着信があった。
CS「スマホ鳴ってない？」
私「え、こんな時間に誰…？」
表示を見ると、ナムさんで。
珍しいな、と思いつつ電話に出る。
私「ナムさん？どうしたの？」
NM「ヌナ、こんばんは…遅くにすみません」
私「良いよ、何かあった？」
NM「あの…言いにくいんですけど…」
私「ん？」
YG「お前、今すぐジョングクに電話しろ」
NM「ヒョン！何でそんな言い方するんですか！」
YG「早く簡潔に言ったほうが伝わるだろ」
NM「ヌナにお願いしなきゃいけないのに、それじゃ命令
じゃないですか！」
電話越しでわちゃわちゃしているユンギとナムさん。
私「いや、ちょっと、落ち着いて？…何？何で電話？」
NM「生配信中に寝始めてるんですよ！」
私「えぇ…」
NM「それで電話して欲しくて…」
私「ナムさん電話してみれば良いじゃん」
YG「あいつ気付かないんだよ、俺達の電話」
CS「…じゃあ誰がやっても一緒じゃない？」
後ろからオッパが参戦する。
YG「ジョングクはそいつの電話でしか起きません」
CS「…そうなの？」
YG「ジョングク、そいつからの連絡だけ他の人と分けて
通知設定してるんですよ」
NM「チャンソプさん、こんな事でヌナに電話してすみま
せん…」
配信を視聴すると確かにグクが寝落ちしていた。
コメント欄ではARMY達が混乱している。
CS「はぁ…電話させたくないから俺がやるよ…スマホ貸
して？」
呆れながらもオッパが私のスマホからグクに電話する。
…画面内のグクのスマホから大音量で通知音が鳴り、凄まじい勢いでグクが起き上がった。
起きた事を確認したオッパはすぐに電話を切る。
CS「…これで良いの？」
NM「チャンソプさん、すみません…ありがとうございま
す、助かりました」
YG「メンバーの醜態晒し続けるわけにもいかなくてさ…
夜遅くにすまん、お前のおかげで助かった」
私「いや、良いんだけどさ…」
配信ではグクがARMYに寝落ちした事を謝っていた。
CS「はぁ…俺の事だけ起こして欲しいよ」
私「毎朝起こしてるでしょ？」
CS「むぅ…」
私「私、BTOBのメンバーに頼まれてモーニングコールし
てたりもするよ？」
CS「ええっ！やめて！起こすのは俺だけにして！」
私「それは出来ないよ…皆も仕事あるし…」
YG「いや…頼むから電話切ってからやってくれ…」
NM「ヒョン…切りましょ…邪魔者は失礼します…」
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作者名：HMHN | 作成日時：2023年6月16日 22時
