ドアはきちんと閉めましょう ページ19
ソンジェの部屋に入った時から何となく違和感はあった。
ただ、確信があるわけではなかったから気にしないでおく事にしたのだ。
…それが間違いだったんだけど。
CS「嫉妬でモヤモヤしてる、って直接言ってくれて良い
んだよ？」
部屋に戻るなりオッパに言われた一言。
私「…何の話？」
CS「俺が動画に出る事になってから俺のファンやBTOBの
ファンが増えたでしょ？それでモヤモヤしてるなら、
モヤモヤしないように彼氏として解消する手伝いをさ
せてよ」
私「…」
CS「ソンジェの部屋に行くって言うから、何か俺に話し
にくいのかなと思ったんだけど、気になったからさ…
ソンジェと通話状態にしておいたんだ」
私「き、聞かれてたって事…？」
CS「うん」
私「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ！恥ずかし過ぎる…」
CS「何で？恥ずかしくないよ？」
私「オッパに言いたくないって思ってソンジェに相談しに
行ったのに聞かれてたとか…終わった…」
CS「うーん…そもそもね？ソンジェじゃなくて、俺に直
接言ってくれて良いんだよ？何でもはんぶんこするん
でしょ？」
私「…うん」
CS「それにね、ソンジェに言われなくても、俺は1人しか
見てないよ？生涯、一途に想い続けるよ？」
私「わぁ…格好良い…オッパ好き」
CS「ふふっ、俺も好きだよ」
私「…じゃあ、モヤモヤしたらいつでもオッパに言うから
ね？その度にオッパは私のモヤモヤを解消してね？」
CS「うん、何でも聞いてあげる…だからすぐにソンジェ
の所に行かないで？俺がモヤモヤしちゃうから！」
私「ふふっ、分かった！」
CS「ん、良かった」
私「それにしても聞かれてたなんて…オッパ過保護過ぎな
い？」
CS「そりゃあ、相手がソンジェと言えど男だからね」
SJ「はぁ…ヒョン、何度も言わすなよ…俺、こいつに興味
ないって」
呆れ顔で壁に寄り掛かり、溜息混じりに口を開くソンジェ。
い、いつからいたんだ!?
CS「そ、ソンジェ！」
私「…き、聞いてたの？」
SJ「お前さ…戻って行ったのは良いけど、あっちもこっち
もドア開けっ放しだからね？はぁ…最悪」
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作者名：HMHN | 作成日時：2023年6月16日 22時
