喧嘩は次男の腕の中で ページ13
控室に入ろうとしたらドアからコツコツ音がしていた。
え？ドアが開かなくなったのかな？と思いドアを引くとソンジェが慌てた顔で体勢を崩した。
どうやらショート動画の撮影中で、キャップのツバがドアに当たっていただけのようだった。
SJ「わっ！避けて！」
私「えっ？」
アイドルであるソンジェを怪我させるわけにはいかないと、体格差はあれどソンジェを受け止めるため、瞬時に腹を括った。
私「痛…くない？」
SJ「痛…くないね？」
MH「2人共大丈夫？」
2人揃ってミニョクさんの腕の中。
どうやらミニョクさんが受け止めてくれたようだ。
…相変わらず凄い筋肉だ。
SJ「わぁ…ヒョン、助かったよ…」
私「す、すみません…ありがとうございます」
MH「2人共怪我してない？」
SJ「うん、ありがとう」
私「大丈夫です…」
SJ「ねぇ、何でドア開けたのさ」
私「いや、ドアからコツコツ音してたから…開けられなく
なったのかと思って…」
SJ「何で避けてって言ったのに避けなかったのさ」
私「いや、仮にもソンジェはアイドルだから…怪我させる
わけにはいかないなって…」
SJ「お前が怪我しても駄目だろ！避けてって言ったんだ
から避けろよ！俺なら1人でもどうにかなるんだから
さ！」
私「BTOBのマネージャーは他にもいるけどBTOBのソン
ジェは1人なんだよ？ソンジェが怪我しない方が優先
順位は上でしょ！」
MH「ち、ちょっと？人の腕の中で喧嘩しないで？」
SJ「あ」
私「あ」
MH「2人共、怪我なくて良かったね…とりあえずお互い
心配で喧嘩腰になってるから、落ち着いて？」
SJ「…ごめん」
私「ソンジェ…ごめん」
仲直りした姿を見て満足そうなミニョクさん。
それを見ていて我に返ったチャンソプさんが叫び出す。
CS「仲直りはあとで良いから！ミニョギヒョン！ソン
ジェはやるから早く俺の彼女を腕から解放しろ！」
MH「えぇ…助けてあげたメンバーにそういう事言う？」
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作者名：HMHN | 作成日時：2023年6月16日 22時
