目立ちたがり屋選手権 ページ2
CS「お疲れ様でした、失礼します」
私「今後ともチャンソプを宜しくお願い致しま
す」
リハーサルをこなしたチャンソプさんと事務所へ移動するため、車へ向かう。
CS「はぁ…長かった…疲れた…」
私「今日も長時間お疲れ様でした」
CS「ミュージカルの仕事って凄い体力使うんだよね…」
私「はい、見てて凄いなっていつも思います、素敵です」
CS「わぁ…嬉しいなぁ…ねぇ、今日はもう帰宅？」
私「はい、予定終わったので帰宅で大丈夫です」
CS「あ、じゃあ、事務所から歩いて帰ろうよ」
私「えぇ…自分が有名人だって自覚あります？」
CS「近いし夕方だから大丈夫だって」
確かに事務所と家は徒歩10分圏内の距離にある。
渋々事務所に移動車を停め、チャンソプさんと歩いていると、どこからともなく聞こえる声。
私「ん？」
CS「えっ、何？どうしたの？」
私「チャンソプさん呼ばれてません？」
EK「ヤー！イチャンソプ！」
振り返ると店の窓から顔を出して叫ぶウングァンさんが。
CS「えっ？ウングァンヒョンだ！」
EK「無視するなよ！何回か呼んだぞ！」
CS「ヒョン何してるの？」
EK「練習終わりにクッパ食べてる」
CS「こんな窓際の目立つ席に1人で？」
私「目立ちたがり屋ですか…？」
EK「違う違う！本当にこの席しか空いてなかったの！」
CS「本当？まあ、どうでも良いや…とりあえず写真撮っ
ておくか…ふふっ、ヒョン、俺達帰るね、お疲れ様」
私「ウングァンさんお疲れ様でした」
EK「えっ！あ！2人共お疲れ様！」
帰宅早々、スマホを触りながら笑っているオッパ。
CS「ふふっ…よし、これで良い」
私「ん？何？」
CS「さっきのウングァンヒョンの写真、投稿してみた」
私「ふふっ…やっぱりあの席、目立つなぁ…」
CS「あんな事務所の近くの店で窓際座ってご飯食べると
か、メロディに見つけて欲しいんだよ、きっと」
私「ん？」
CS「ん？どうしたの？」
私「オッパの投稿の後にメロディが写真投稿してるね…」
CS「ん？あ、これ俺達だね…撮られてたのか…ヒョンの
声大きかったし、そりゃ仕方ないか」
私「あれ？シクさん、オッパの投稿にコメントしてる…」
CS「ヒョンも声掛けられたんだね、だってさ…わぁ…
ヒョンシクの撮った写真、俺が撮った写真と同じアン
グルじゃん…あ、ヒョンシクとウングァンヒョンの写
真もメロディに撮られてるね…」
私「ちょっと…BTOB目立ち過ぎでしょ」
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作者名：HMHN | 作成日時：2023年6月16日 22時
