【wrwrd】暇つぶしな彼らと飽き性さん II【男主】 (ページ7)

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51話ページ7

you side

そんな言い合いをしていると、シャオロンがぼやく

sha「てか、階段長すぎやろ、、！どんだけ続いてんねん！？」

zm「そうやなぁ、、こんなん作った意味がわからんわ」

そんな2人の言葉に、俺も同意する

こんなに深いところまで階段を作るなんて、何か意味があると思うだけど、、

『なんか大事なもんでも隠してるのかな、、』

そう呟いた時ショッピが言った

syp「さっきの資料にあったバケモンでも居るんすかね」

sha「うわー、それめっちゃ嫌や、、」

zm「さっきの資料？」

syp「あー、ゾムさん見とらんかったんか。いやなんか、さっきの見つけた資料に変なのが書いてあったんすよ。ちょっと上に置いてきちゃいましたけど」

『あー、あの資料なぁ』

そんな3人の会話を聞きながら、さっきの資料を見たときの既視感について考える

思い出せないといけないけど、思い出せない。そんな嫌な感覚がずっとしている

俺は基本的に興味ないことはすぐに忘れるからなぁ、、いや、ちょっとでも覚えてるってことは結構関わりがあったのか？

なんて、1人で考えていると、ゾムが言った

zm「お、出口見えてきたで」

『おー、ほんとだ』

そう言われて思考を頭の隅に押しやる

暗くてよく見えない扉の向こうに、少し嫌な感じがした

zm「扉出るで」

扉を出た先にあったのは、だいぶ現代的な研究所だった

sha「研究所の中に、研究所？」

zm「なんや、よう分からんなぁ」

syp「取り敢えず探索してみます？」

『そうだね。なんかあったら逐一報告で』

そう言って、俺らは研究所の探索を始めた

壁に並べられた直方体の箱や、見るからに怪しそうな器具の数々

これ、、最近まで使われてたとは言わなくても、そんなに昔の研究所じゃないのでは？なんて考える

ふと、大きな紙が広げられた机が目に入る。何となく気になって机に近づき、その紙を見た

否、見ようとした

sha「っ、Aっ、危ない！！！！」

『っ、！？！？』

そう叫ばれた俺の後ろにいたのは、

あの資料に書かれていた化け物だった