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散歩 ページ22

今日は、やけに星が綺麗だった。
なんとなくこのまま寝るのは惜しくて、1人散歩へと出かける。


「さむ...」


そんなに何時間も居る訳では無いから、と薄着で出てきたのは間違いだった。確か、今日は昨日より5°程低いとかいうのを朝ニュースで見たような気もする。


「歩いてたらましになるかな〜...」

「あれ、そんな薄着でどこ行くの?寒いでしょ」

「ぁ、チャニヒョン!...今帰り?お疲れ様です」

「うん、それにしても...その格好は寒いんじゃない?」


俺の今の格好は少し分厚めのセーターにピッタリとフィットするズボン。そんな俺を見かねてチャニヒョンがマフラーを貸してくれた。あったかい。


「嬉しいけど...チャニヒョンが寒くなっちゃうじゃん」

「僕は上着も着てるからいいの、Aはこんな時間から用事?」

「いや、俺は星が綺麗だから散歩〜チャニヒョンも行く?」

「言われてみれば確かに...じゃ、着いていこうかな」


そうと決まれば2人でゆっくり歩き出す。
チャニヒョン、休まなくてよかったのかな、とも思うが本人の意思で着いてきたんだ、大丈夫なのだろう。


「今年の冬も寒いね、」

「...ほんとにそう思ってるならなんでそんな格好で出てきたの?」

「何時間も居るわけじゃないから大丈夫だと思って...」

「それでも、風邪ひいたらどうするの」

「ぅ"...すみません...」


薄着すぎた自覚はあるため何も言い返せない。
なんか、昔もチャニヒョンにこうやって怒られた気がする。
昔はチャニヒョンの方が身長が大きくて...今思えば、なんか変な感じ。あの頃はチャニヒョンもまだひょろひょろだったんだよなぁ...なんて考えて思わず笑みがこぼれる。


「...A?何笑ってるの、いいことでもあった?」

「ふふ、いや、昔もよくこうして2人で夜道歩いたなぁと思って」

「嗚呼...まだAが僕より小さくて可愛かった時期だ」

「...大きくなった俺は可愛くないってこと?」

「そういう事じゃないよ?!今のAも可愛いから!!」


焦ったように声が大きくなるチャニヒョン。
そんな会話も、まるで練習生の頃のよう。
違うのは、俺の背が伸びたことと、チャニヒョンの体がすごく大きくなったことぐらいかな。

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時雨(プロフ) - あんずさん» 初コメ、リクエストありがとうございます!承知いたしました!しばしお時間かかってしまうと思いますがお任せください〜! (2月27日 15時) (レス) id: 121b5caafd (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 初コメ失礼します!いつも楽しく拝読させて頂いています( *´꒳`* )リクエストなのですが、リノから見た主くんのお話がみたいです! (2月27日 0時) (レス) id: 0010bffdfc (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - わわ、本当ですね...修正しました。教えてくださりありがとうございます! (2月10日 20時) (レス) id: 121b5caafd (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - ミヤネ より ミアネ かなと... (2月10日 20時) (レス) @page7 id: 1a788f23e1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:時雨 | 作成日時:2024年2月10日 1時

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