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「そんな悩んでたのに、なんで何も言わないんだ...」
「あはは...ごめんね...？」
不意に、頭を撫でられた。
ぶっきらぼうだけど、確かに優しさを感じる撫で方。
昔はよく、不安そうなお前に俺がしてあげたのにね。
「スキズらしさとか、そんなものは知らない、けど、俺は好きだよ、Aのダンスも、歌声も、俺らのこと大好きなとこも」
「...うん、そうだね、1番近くで見てくれたチャンビナがいるんだ、何も不安になることないか」
「俺だけじゃなくて、みんなだけどな、それにSTAYだって」
嗚呼、なんだ、俺、愛されてんじゃん。
何を必死になっていたんだろう。
彼らが俺を置いていくはずがないのに。
「おれ、さ、不安だったんだよね、置いてかれちゃうんじゃないかって、」
「置いてかない、当たり前だろ？俺らは9人で一つって約束したから」
じわりと目に涙が滲んで、ピントが合わない。
人前で泣いたのなんていつぶりだろうか。しかも、チャニヒョンでもリノヒョンでもなくチャンビナの前だなんて。
「全く...チャニヒョンがこれ聞いたらお説教だぞ？」
「それはやだなぁ...チャニヒョン怒ると怖いし」
「そもそも、怒られるようなことすんな」
「うん、もうしない」
俺の頬を流れる涙を拭ってくれるチャンビナ。
今日は素直に甘えさせてもらおう。俺頑張ったし？
「ねぇ、チャンビナぁ、俺お腹すいた！」
「お？練習するんじゃなかった？」
「お前...やっぱこんなとこ見せなきゃ良かったな」
「ミアネミアネㅋㅋㅋ冗談だって、何食べる？」
「あれがいい、前二人で食べに行ったとこ」
「おーけー、じゃ、準備しろよ、」
急いで自分の荷物を鞄に詰め込む。
多分、もう大丈夫。道には迷わない。
心強い仲間が俺の周りにはいっぱいいるから。
後日、うっかりチャンビナが口を滑らせてしまい、チャニヒョンやリノヒョン、マネヒョンにまで無理をするんじゃない、ひとりで抱え込むな、と俺が怒られたのは、また別のお話。
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時雨(プロフ) - あんずさん» 初コメ、リクエストありがとうございます！承知いたしました！しばしお時間かかってしまうと思いますがお任せください〜！ (2月27日 15時) (
レス) id: 121b5caafd (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 初コメ失礼します！いつも楽しく拝読させて頂いています( *´꒳`* )リクエストなのですが、リノから見た主くんのお話がみたいです！ (2月27日 0時) (レス) id: 0010bffdfc (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - わわ、本当ですね...修正しました。教えてくださりありがとうございます！ (2月10日 20時) (レス) id: 121b5caafd (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - ミヤネ より ミアネ かなと... (2月10日 20時) (レス) @page7 id: 1a788f23e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時雨 | 作成日時：2024年2月10日 1時
