사랑해 ~ .

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「...いや、これAが作ったやつでしょ？」

「...えっ、なんで」


黙ってマカロンを見つめていたチャニヒョンが急に言い出す。どこでバレた？？流石に店のだと言うには完成度が足りてなかったか...？なんてぐるぐる考える。

どうしよう、何も悪いことをしている訳じゃないのになんだかバツが悪い。


「ちょっと賭けだったけど、リノが最近Aがマカロン作ってるって言ってたし...今日のために練習してたの？キヨウォ〜！」

「ちがっ...くはない、けど...」


まさかの俺がさりげなーく相談していたリノヒョンからバレるという失態。嘘をついたことがバレたことにも、今日のために練習していたことがバレたこともなんだか恥ずかしくて、自分の顔が赤くなっていくのがいやでもわかる。

油の足りていないロボットのようにギギギ...と体を動かしてチャンビナとジソンの方を向いてみると、思った通り、こいつらいいおもちゃを見つけたみたいな反応して...。


「Aヒョン〜僕らの為に作ってくれたんだったらそう言ってよㅎㅎㅎ知らないまま食べるとこだったじゃん！」

「嘘までつくなんて...そんなに恥ずかしかった？あ〜キヨウォㅋㅋㅋ」

「っ...うるさいうるさい！！パボ！！やっぱあげない、返せ！！」


恥ずかしくて騒いでしまう俺をたしなめるように頭を撫ででくるチャニヒョン。この人はほんとに俺の事を息子だと思っている気がする。

あぁ、くそ！！こんなことなら嘘なんてつかずに普通に渡せばよかった！！


こうなればもうやけくそである。
リクスもイエナも、スンミナも、俺の可愛い弟たちは笑わないだろうし持って行ってあげよう。

...リノヒョンも、なんだかんだ言って優しいから貰ってくれるかな、ヒョンジナも仲間はずれは可哀想だからやめてあげる。俺、優しいから。


「あーあ、なんか、3RACHAに背中押された感じするな」


そんなひとりごと。
聞かれてたら絶対調子に乗るから直接は言ってあげない。
...ホワイトデーのお返しによっては、いつもより素直に言ってみてもいいかも、なんて。

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