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ばれんたいん ページ17

「あ〜...どうしよ、やっぱいらないかも...いやでも折角用意したし...」


自室で1人、目の前に並べた綺麗にラッピングしてある8人分のマカロンに頭を悩ませる。折角のバレンタインだからと用意したはいいものの、何となく渡せずにいる。


「あー!!もう適当に見つけたから買ったとか言ってチャンビナにだけあげようかな...」


せっかくの手作りが誰にも知られないのは少し寂しいが、気を使われるよりはましだろうとマカロンを1人分持ってチャンビナの元へと向かう。...3RACHA一緒かもな、やっぱチャニヒョンとジソンの分も持ってこ。


案の定部屋にはおらず、作業部屋に籠っている様子。
作業部屋の前まで来たところで、ふと足が止まってしまう。

やっぱやめようかな...作業に集中してたら迷惑だろうし...そう考えること体感15分程、多分5分も経っていないのだろうけど。やっぱり引き返そうと思い扉に背を向けた瞬間、


「っうわ!!びっくりした...A、何してんの...??」

「チャンビナ...お前ほんと...タイミング悪いのか良いのか...」

「え?なに?てかなんでここにいんの?」

「あー...その、チャニヒョンとジソンは?」

「中に居るけど?入れば?」


そう言って扉を少し開けてくれるチャンビナ。ここまで来たなら仕方ない、大人しく部屋に入れてもらったものの...やはりみんなを前にすると中々言い出せない。

そんな俺に不思議そうに「なにかあった?」と聞くチャニヒョン。今はその優しさが嬉しいのかよく分からないよ、チャニヒョン...。


「うん...なんていうか、まぁ、今日バレンタインだから...」

「え?!Aヒョンくれるの?!」

「まじで?やった〜、何気毎年楽しみだったんだよな、Aのくれるやつ、手作り?」

「...店で買ったやつ、だよ」


思いもがけず好評そうで少し嬉しくなる。が、手作りかと聞かれても中々素直に言い出せないのが俺で、つい店で買ったやつだと言ってしまった。

はい、と言って綺麗にラッピングされたマカロンたちを手渡せば、目がより一層輝く3RACHA。こんなに喜んでくれるなら、手作りって正直に言えばよかったかな、なんて少しの後悔。

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時雨(プロフ) - あんずさん» 初コメ、リクエストありがとうございます!承知いたしました!しばしお時間かかってしまうと思いますがお任せください〜! (2月27日 15時) (レス) id: 121b5caafd (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 初コメ失礼します!いつも楽しく拝読させて頂いています( *´꒳`* )リクエストなのですが、リノから見た主くんのお話がみたいです! (2月27日 0時) (レス) id: 0010bffdfc (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - わわ、本当ですね...修正しました。教えてくださりありがとうございます! (2月10日 20時) (レス) id: 121b5caafd (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - ミヤネ より ミアネ かなと... (2月10日 20時) (レス) @page7 id: 1a788f23e1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:時雨 | 作成日時:2024年2月10日 1時

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