【歌い手】そういう関係です！【天月】 (ページ7)

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6～自分自身ページ7

貴方「自分が何にどれに腹立ててっかわかんねぇんだよ！！」

こんな気持ち悪い感情初めてだ。
好かれたいけどこのままがいい。
でももっと近くにいる存在でいてほしい。
矛盾しまくってて気持ち悪い。

そんな時天月くんがこう言った。

天月「おいで」

久しぶりだった。
こんなこと言ってくるなんて。
それに逆らいたくない。

天月くんは大好きだ。
あたしが甘えたい時に甘えさせてくれたり泣きたい時泣かしてくれたり色々してくれる。

そんなこと考えてると知らないうちに天月くんの腕の中にいた。
考え事してると自分で動こうと思ってたとしてもまったく覚えてないことがある。

貴方「やだよ」

天月「･･･何？」

あたし達は少し黙った。

貴方「もっと近くにいてよ」

そう言うと天月くんはちょっと腕の力を強めた。

天月「うん」

別に天月くんのことが恋愛的な意味で好きなわけではないと思う。
わかんないけど。
きっと昔からの甘えの一種だ。

今のところ自分でも何１つわからない。

貴方「学校やだな･･･」

天月「なんで？わりと楽しそうなのに」

貴方「楽しくないよ。天月くんとクラス別だし、話す人まふくんくらいしかいないし」

天月「でも行かなきゃいけないしさ･･･もう寝よ？」

正直言われるまで眠気なんてどっかに行ってた。

貴方「うん」

離れて一緒に階段をのぼる。

天月「なんかテンション低いねwwwいっつも帰ってきた時高かったら下がることなんてないのに」

はっきり言うとテンションの高いあたしは作り物。
みんなに少しでも好かれようとするあたしがそうした。

でも天月くんとまふくんの前では別みたいで強がることなんてなかった。

貴方「なんか疲れるんだよね」

天月「もうどれが本当のAかわかんないwww」

貴方「天月くんがそうだと思ったあたしがそうだよ」

天月「そっかww」

彼は本当に本物のあたしを見つけてくれるのかな。