【歌い手】そういう関係です！【天月】 (ページ42)

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38～あの時とページ42

貴方「土砂降りどころじゃないじゃん」

天月「まぁそうだけど」

今私たちは何故か土砂降りの中外にいて、公園の屋根のあるところに座ってる。

霞む遠くをぼーっと見ていると天月くんがいきなり笑い出した。

貴方「どうしたの？」

天月「いやwwあの時と一緒だなぁと思ってww」

貴方「あの時？」

天月「今みたいな土砂降りの中Aが家に帰りたくないって泣いた時」

貴方「…あぁそんなのもあったね」

天月「覚えてる？あの時どうやって泣き止んだか」

え…

『だってあんなとこ帰っても怖いだけ！』
『そうゆうのわからなくもないけどさぁ』
『あんなとこ安心できないから』
『わかったよ。じゃあ…』

あ、やべ。
思い出しちゃった…

貴方「……！ちょっとそれは//」

天月「次の日とか変な噂たっちゃったりねww」

そりゃ見てる人がいればたつでしょ！
あの時はまだ幼馴染みってだけなのにキスされてさぁ！
あれで泣き止んだ自分が恥ずかしいわ！

貴方「もう//」

天月「ちなみに聞くけど、俺以外ともしたことあるの？」

貴方「キスの話？//」

もうやめよぉよぉ…

天月「そうそう」

貴方「あ～…る」

天月「なんで止まったのww」

貴方「いやぁはっきり言ったら天月くん怒るかなぁと思って」

天月「過去のことなんて怒んないってwww」

だよね。

貴方「そっかw」

天月「で、誰？」

貴方「えぇっとねぇ…歌詞くんとかぁ…まふくんとかぁ…アンクくんとか？」

みんなけっこう遊び半分なんだよなぁ。
ある意味すごいと思う。

天月「けっこうな数だねw」

貴方「別にあたしは悪くないよ？」

天月「それって最近の話？」

最近…

貴方「う～んとねぇ。今年ではあるはずだけど最近ではないかな」

天月「そっかw」

気づいたら雨は小降りになっていた。

貴方「さむぅ…」

天月「帰る？」

貴方「うん」

天月くんは傘を持っていない方の手であたしの手を取った。

天月「手冷たい」

貴方「元からだよ」

あぁ…あの時もこうだった。
いつも天月くんはあたしより大人っぽくて優しくて気配りができる。
あたしにはもったいない人だ。

でもこれからも一緒にいてほしい。