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そして、ホワイトバレンタイン(？)となった今日。
私は世界中のどの女の子よりも......緊張している。
今日はイリスと自分と、戦わなくちゃいけない。
さっきも上ずった声でやっと、イリスを呼び出したばかり。
「ふぅ......よしっ」
変態名探偵へのラッピングも済んだことだし、あとは自分自身の戦いだけ。
決戦だ。
・
・
時々子どもの声が聞こえてくるだけで、実際はひっそり閑としている。
それが余計に緊張感を増大させた。
「あの.........」
ぎゅ、っとスカートの裾を握りしめる。だめ。もう逃げないって決めたんだから！
すぅ、と息を吸い込む。
はっきりと告げる。
「私＿＿＿Ｌのこと、好きなの」
しん、と静か。耳が痛いほどの静寂。
イリスが目をかっと見開き、次に口を開くまで何秒だったんだろう。あやふやで、1秒がとにかく長かった。
「...............うん、でもなんか......わかってた」
「わ.........わかって、た？」
なんとなくだけどね、と微笑むイリス。
「.........Ｌも、Aのこと............好き、なんでしょう？」
段々とまぶたと鼻先が赤くなっていくイリス。声が震えている。
それはきっと、寒さのせいじゃない。
それでも私は、戦わないといけない。
イリスは綺麗に泣いていた。自分を無理やり納得させるように何度も頷いている姿は、胸が締め付けられた。
「............ごめん...」
「............」
「でも私だって、Ｌをとられたくない......やっと好きだってわかって......愛してくれてるから.........、今ある幸せを、失いたくない。
私、イリスみたいに可愛くないし、器用でもないし、強くもない。でも、」
Ｌを想う気持ちは、誰にも負けないから。
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キカ(プロフ) - ユナさん» ありがとうございます！ 本当に光栄です笑 ユナさんに読んでもらって嬉しいです(＞＜) (2016年10月9日 20時) (
レス) id: a57beac9d0 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - いつも見てます！もう何回目だろ...。笑 この作品、作ってくれて感謝です！！！ (2016年10月9日 20時) (レス) id: 277db17051 (このIDを非表示/違反報告)
キカ - うわあああついにやっちまったああああああ！！ (2016年3月2日 20時) (レス) id: 9b871d8798 (このIDを非表示/違反報告)
キカ - ですです！ (2016年2月24日 17時) (レス) id: 9b871d8798 (このIDを非表示/違反報告)
スミカ - Ｌイケメソですよね！！ (2016年2月23日 17時) (レス) id: 9b871d8798 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キカ | 作成日時：2016年2月10日 14時
